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#64 今思えば貴重かもしれない「心に残る上司の言葉」
こんにちは、上海在住のKumaです。
口内炎が同タイミングに唇と舌の先に出来て、食べるのも喋るのも辛い。きっと旧正月の暴飲暴食がたたってビタミン不足なのだろう。
食べる楽しみが一気に半減してとても辛い。
さて、今日はたまたまnoteのお題で「心に残る上司の言葉」というのがあり、ふと私何かあるかな?と考えていたらとんでもない言葉を思い出したのでその話を書こうと思う。
まだ会社に入って間もない新入社員の頃。
キャリア面談と称した面談で、今後のキャリアどうなっていたいか?について上司と話す機会があった。
当時いた部署は、特に希望して配属されたわけでもなくて、正直言って私には明確なキャリアもなかった。やっと就活を終えて会社に入ったら、さぁ何十年後のキャリアパスを!と言われ路頭に迷い、とにかくいろんな人のキャリアとか人生に興味があった時期だった。
そんな中、上司が私に向けて放った言葉。
「僕は適当に目標もなく生きてきてここまで来てしまったから」
だから、Kumaさんにアドバイスできること、話せることって何にもないんだよね。
当時の私は絶望した。この上司から学ぶことは何もないのか、と。
その上司は部下に何か仕事を依頼する時にも『部長に言われたからやってよ』と平気で言ってくる男だった。
けれどこの上司のおかげで、私は"人に答えを求めるのではなく自分の人生は自分で責任を持たなければ"と危機感を持つようになったと思う。
このまま目標もしっかり持たないまま、ただ日々を過ごしているとあっという間にこの人みたいになってしまう。
(別に彼の生き方を否定している訳ではないけど、私が自分の人生で求めているのはそれではなかった)
海外に出られるチャンスが回ってきた時に行こうと思えたのもこの上司のおかげかもしれない。
上司という立場になって気を付けていること
そんな私も現在は上海で"上司"という立場になった。
大人数のチームを取りまとめているわけではないけれど、彼女達にアドバイスをし、育成し、評価するという立場にある。
チームメンバーは上海人や香港人、モチベーションや働き方も人それぞれだ。日本人同士なら阿吽の呼吸で言わなくても伝わったりすることも、言わないと伝わってない事がほとんどだし、言ったとしても伝わっていない時だってある。
お互いがお互いの母国語でコミュニケーションをしているわけではないからこそ、言葉にする時の伝え方がとても難しい。
無責任な言葉をかけて、それが結果"モチベーションが下がった上司の心に残る言葉"にはしたくない。
自分の人生に無責任なように見えた私の当時の上司。私は自分のことにだけは絶対に責任を持ちたいと思っている。色々な選択をするのは全て自分だから。
そういう人間が語る言葉は、それが正解か不正解かは別として、責任のある言葉として相手に伝わると思う。
だから私は日々自分の言動にだけは責任を持って頑張りたいなと思うのだ。自分の人生を自分で諦めたくない。
こんな風に私に考えさせてくれた上司には感謝を述べるべきかもしれない。そこまで考えた上であの発言をしてくれていたのだとしたら素敵な上司ではないか。
私も誰かの心に残る言葉を語れる人間になりたいなぁなんて密かに思ったりする。
最後までお読みくださりありがとうございました♪
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