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なんはなルーム 灰原

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ファシリテーションルーム(通称 なんはなルーム)管理人 灰原雄三の日誌です。なんはなプロジェクトが自走する様子を報告があればメモします。なんのはなしか、お聞かせ下さい。
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#プロレス

プロレス101(Beginner's Guide to Pro Wrestling)

プロレス101(Beginner's Guide to Pro Wrestling)

はじめに:英語の豆知識 上記のリンク記事では、アメリカで『For Dummies』や『The Complete Idiot's Guide』といったシリーズが、学びのハードルを下げる成功例として紹介しています。今回はこれとは異なる観点から『101』シリーズについて解説します。

 アメリカで出版される入門書や初級コースのタイトルには『101』が付けられることが多いです。この『101』を、初心者が知

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人生に必要な知恵はすべて『プロレス』で学んだ(下巻)

人生に必要な知恵はすべて『プロレス』で学んだ(下巻)

第6章:チームワークと信頼関係タッグマッチに学ぶ協力の大切さ
 プロレスのタッグマッチは、個人の力だけではなく、パートナーとの連携が勝敗を左右する試合形式です。一人では到底叶わない相手にも、信頼できる仲間と力を合わせることで打ち勝つことができます。この協力の重要性は、人生にもそのまま当てはまります。職場や家庭、地域社会で直面する困難も、仲間と手を取り合うことで新たな可能性が見えてきます。共通の目標

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人生に必要な知恵はすべて『プロレス』で学んだ(上巻)

人生に必要な知恵はすべて『プロレス』で学んだ(上巻)

はじめに『プロレスには人生のすべてが詰まっている』――子どもの頃、そんな言葉があるとは夢にも思いませんでした。ただひたすら、テレビ画面の向こうで繰り広げられる熱戦に心を奪われていたのです。華麗な空中戦、緻密なテクニック、劇的な逆転劇。そしてリングの外にまで続く、因縁と友情が絡み合う物語。あの四角いリングは私にとって、まさに世界そのものであり、選手たちは紛れもないヒーローでした。

 しかし、大人に

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そして誰もプロレスしか観なくなった2042

そして誰もプロレスしか観なくなった2042

~TWENTY FORTY-TWO:最後のエンターテインメント~プロローグ:AIが奪った未来
 2042年の日本は、情報から制度に至るまでAIが完全支配する社会だった。

 AIは文字情報の生成を独占し、新聞記事、コラム、ニュース原稿を瞬時に自動生成する。ジャーナリストや新聞記者は歴史の遺物となり、街角でノートを片手に真実を追う人影は、もはやどこにも見られない。代わりに、無数のAIが世界中の出来事

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【なんはなタイトルマッチ】ゲームのゴングが鳴り響く(新2章1話)

【なんはなタイトルマッチ】ゲームのゴングが鳴り響く(新2章1話)

ーなんのはなしですかー

これはスタジアムに打ち上げたジェット風船、その夢の続きのお話
第2シリーズ

目を覚まして
 目を覚まして

ああ、ゼルダ姫…..
もうそんな時間ですか。
灰原は朦朧とした意識を辿っていく。

夢の中でもレポートをまとめようとしていたように思うが随分と違う夢を見てしまった気がする。
たしか、ドリーム社のジェット風船を高く広く外の世界に飛ばすには、コニシさんの活動を目立たせ

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優雅にプロレスを愉しむための基礎講座

優雅にプロレスを愉しむための基礎講座

序章:プロレスの世界へようこそプロレスとは何か?――その魅力と奥深さ
 プロレスは、一見すると格闘技の一種として捉えられがちですが、その本質はスポーツとエンターテインメントが融合した独特の文化です。リング上で繰り広げられる技の応酬や激しい戦いだけでなく、選手たちの人間ドラマや物語性、観客との一体感など、多層的な魅力が存在します。

スポーツでありエンターテインメント――プロレスの二面性
 プロレス

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プロレスという高尚な教養:共感力が現代人を変えるリングの物語

プロレスという高尚な教養:共感力が現代人を変えるリングの物語

はじめに:文化と教養の象徴としてのプロレス 皆さんは、雅楽、能、狂言、茶道、華道、日本舞踊、文楽、歌舞伎、詩吟、落語、相撲、江戸芸、囲碁や将棋などに精通している方々を見ると、『ああ、なんて文化的で教養があって、まるでパステルカンナのように素敵な人なんだろう…』と思いませんか?

 また、大正時代から続く宝塚歌劇団に詳しい方も、洗練された趣味を持つ魅力的な人物に映ることでしょう。ところで、なぜこれら

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千の文体を操る覆面詩人『ペン・マエストロ』

千の文体を操る覆面詩人『ペン・マエストロ』

バトルスタイル ペン・マエストロは、戦いを『言葉の戦場』と見立て、リング上でさまざまな文体を駆使して相手を翻弄するスタイルを持つ。彼のリングアクションは華麗で知的、まるで文学や詩が具現化されたような技を繰り出す。

 コスチュームには万年筆をモチーフにした装飾が施されており、試合中には詩的なフレーズを叫びながら攻撃を繰り広げる。

知略派レスラー:力任せの攻撃ではなく、心理戦で相手の精神を揺さぶる

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