日本人の約7割が自覚あり!? 地味につらい「気象病」「天気痛」。悩んでいるのはあなただけじゃない!
学生時代のころから、曇りや雨の日はなんとなく頭が重くて眠たくて、だるくてどうしようもない、という日が月に数回あったんです。
当時は「気のせい、気のせい。そのうち治まる」と自己暗示を繰り返し、若さもあって(笑)なんとかやり過ごしていました。
しかし、大人になってもこのパターンが続くので、なんか原因があるのかも……と思って調べてみたら、「気象病」と呼ばれる立派な(?)症状であることが分かりました。原因は、ずばり“自律神経の乱れ”。
自律神経ってほんと、事あるごとに出てくるワードですよね。
急激な天候の変化が多い時期や台風シーズンになると特に起こりやすく、症状や発症するタイミングは人それぞれ。頭痛、肩凝り、めまい、気分の落ち込み、古傷が痛む……など、本当にさまざまだそう。
最近では、気象病の中でも痛みを伴うものは
「天気痛」とも呼ばれるそうです。
そして驚くべきことに、最近の調査※では、日本人の約7割が天気痛に悩まされているという結果が! 特に女性は半数以上が天気痛持ちだとか。
なんだ、そうだったんだ。悩んでいたのは私だけじゃなかったんだ、というこの安堵感。早速社内で「今日は雨だから頭が重たい」とか「テンションが上がらないよね~」などと言ってみたところ、「分かる!」「私も!」「私はめまいがする」と共感の嵐……!
そんな「気象病」、「天気痛」との付き合い歴が長い私ですが、得体のしれないつらさに名前が付いたおかげでターゲットが定まったのか、最近では少しずつ向き合い方に変化が現れるようになりました。さすがに天気は自分の力ではどうにもできないのですが、“自律神経の乱れ”を整えるための対策だったり、上手く付き合っていこうという心得だったりが大事なのではないかと思うのです。
例えば、頭痛の予兆を感じたとき、
「あらら、きっと今日は気圧が低いからだわ~。無理せずゆっくり過ごそう~」だとか、「晴れの日が楽しく過ごせるように、雨の日はのんびりしていよう」とか、なるべくポジティブに向き合うように。
「体調が良くないのは、低気圧のせいだ」という事実を冷静にとらえて、
俯瞰するようにしています。
また、最近試しているのが、耳ひっぱり!
耳を上・下・横にひっぱったり、ぐるぐると回したりするだけで気分がすっごくすっきりするんです。
さらには「頭痛日記」なるものにもトライ。どんなときに頭痛が起こったのかを手帳に書いておくと、タイミングの傾向がつかめます。
「気象病」「天気痛」は、体が休めと言っているSOSのサイン。
風邪をひいたら休むように、気象病でもつらくなったら本当は休んでもいいはず。
でもなかなか休むとまでは言いにくいですよね
周囲に言いにくいその気持ち、すっごく分かります。
けれども、もう一度言いますが、約7割の方が同じ症状で悩んだ経験があるんです。最近では、「気象病」や「天気痛」の診療に対応してくれる専門外来も増えてきているそうなので、お医者さんに頼ってみるのも手だと思います。
私と同じように「気象病」「天気痛」に悩まされている皆さん、どうか無理しないで。
我慢しないでくださいね。
※【天気痛調査2023】天気痛は7割近くが雨や曇りの日に発症 - ウェザーニュース (weathernews.jp)