好きな香りに包まれ、気持ちを前向きに切り替える―嗅覚を刺激するデモシステムで感じた香りの可能性
FLOWUSチームの横田です、はじめまして。
かつて「香り」のプロジェクトを推進していた経験から、「香り」について綴ってみようと思います。
私は以前、テレビやビデオといった映像・音楽を楽しむ機器のデザインに関わっていました。美しく整ったプロダクトと、それらのある理想のシーンを描くうちに、次第にそれを使う「人々の気持ち」について考えるようになりました。
かつてから「五感」に興味のあった私は、その中でも「嗅覚」に関わる「香り」のある生活をデザインしたいと思い、音楽と香りを使ったデモシステムを制作、2018年3月、アメリカでの展示会に出す機会を得ました。
仕組みは単純。今の気分に合った音楽を選ぶと、それにぴったりのアロマが噴出するという仕掛け。
嗅覚を刺激するデモシステムは現地の人たちに大人気!
一瞬で至福の笑顔に変わる!
その瞬間の皆さんのすごく幸せそうな笑顔は忘れられません。
香りの可能性を実感したのでした。
皆さんもアロマの小瓶やスプレーなど、何かしら生活に取り入れているのではないでしょうか。今の気持ちにぴったりな香りが、いつでも自分の周りを彩ってくれたらうれしいですよね。
しかし、
自分の気持ちって、意外と自分ではわからないようです。
いつもと同じ、と思っていても、心の奥底で傷付いていたり……。
5月12日の投稿で大庭が紹介した「五感療法」においても、「香り」をかぐことをすすめています。
大切なのは、自分の好きな香りを取り入れること。
“〇〇に効果があるから”と、苦手な香りに我慢してまで触れていては、逆効果!
「本能のままに、そのときかぎたい香り=脳の疲れを取るための最も効果的な香り」
なんだそうです。
やはりそうだったんだ! とアメリカでの出来事を思い出していました。
いつか、自分の本心に先回りして、アロマが私を出迎えてくれる、そんなプロダクト・サービスをデザインしたいと思っています。