140字小説 『米寿』 【夏の星々①】
あるおじいさんが88歳で亡くなった。
一家の大黒柱だからとおじいさんの亡骸の傍で豪勢な葬儀にしようと親族が話し合っていると
『物価高なのにそんなに盛るな! せっかく少しでも米が食えるように米寿で亡くなったわしの気遣いがわからんのか!』
と棺からむくりと起き上がって叫ぶとまた眠りについた。
毎度のことながら、季節の星々に今頃気づいた私です🙈
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