『草食系男子に教えられたこと』 #毎週ショートショートnote【番外編】
なかなかいい感じのショートショートが思い浮かばない!ってなわけで(と言いつつ、気がついたら書けてた。なにそれ、怖い…)せっかくなので、今回のお題にぴったりな一冊を410字でご紹介したいと思います。
いざ、出陣!
『ひなた弁当』 山本甲士 (小学館文庫)
最初はタイトルの「ひなた弁当」とリストラしたサラリーマン、芦溝良郎との繋がりが全くわからず、「どういうこと?」と疑問符だらけの頭で読んでいました。
ところが良郎はドングリや野草に目をつけ、それらを拾い集めて自分で調べながら調理して食べ始めます。(灰汁抜きや皮を剥いたりと手間はかかるけど、ドングリでクッキーも作れちゃうんだよ!)
もうこの時点で「岡本信人化してる…!」と心の中で突っ込んでいたのですが、
なんとお次は外来種のブルーギルを釣って食べ出すもんだから「もはやグリル厄介の世界やん!」と思わずにはいられませんでした。(そのうち天然鰻も仕掛けを施して掴まえるように…)
最終的にお弁当屋さんになるのですが、良郎が隠し持っていたバイタリティーに背中を押されて勇気をもらう人々が続々と現れ、こちらまで元気がもらえます。
そして改めて逆境を乗り越える人間の知能や底力に感銘を受けました。
これぞまさに
“草食系男子に教えられたこと”
ショートショートではないけれど、テーマと文字数を合わせて書いてみました。(エッセイってわけでもないし、感想文はアウトかなあ……)
ちなみに私もどんぐりクッキー作ってみようかと考えてみたこともあるのですが、想像以上にめんどくさくて草🌿でした。
気がついたらできてた、こちらもどうぞ~
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