駄洒落小説 『深煎り入学式』 #毎週ショートショートnote【熟成編】
深煎り入学式に深入りしてはならない。
そんな看板が立っているというのに学園内はいつもぎゅうぎゅうだ。
特にこの時期は出入りが激しい。
お祝いにふさわしい華やかな見た目で次から次へと入学しては、学園内をぐるりと巡る。
そして、入学式を終えて姿形を変えて出てくるものもいれば、そのまま学園に残るものもいる。
選ばれしものだけ在籍できるのだ。そして、選ばれしもの達によって学園内を活性化させ熟成されていく。その反面、深煎りしすぎて留年になるものも…
「パパ」
「ん?」
「今日の寝る前のお話、意味わかんないし、ちっとも面白くないよ」
と辛辣にも娘が言う。
「そうか?」
確かにオブラートには包んだが…
「何で深入りしちゃダメなの?」
「ヒントは“こうもん”だ」
「…もしかして下ネタ?」
と言い当てられ頷くと
「クラスのおバカな男子みたい」
汚いものを見るような視線が痛い。
そうだよな、こんな話不快だよな…
でもな
「今、母さんが入院してるのは便秘のせいなんだよ」
お花を詰みに行ったお話です。片付けをしていたら、ちょうど健康診断の書類が見つかったんですが……いつも他はオールAなのにBMIだけ引っかかって「D 要観察」になってぷんすかしていますo(*`ω´*)o観察したって変わらないよ! 何なら背が伸びてるだけだよ!(私は体内にあまり残らない体質らしく便秘はポテチで解消される😂謎😂)
(さあて、このお話も見抜けるかな~>🕵️♀️
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