140字小説 『すきあらば優良物件』
上京することになり、母と不動産屋に行き、事前にネットで目星をつけていた物件を内見させてもらう。
予算内の物件を契約した帰りに
「営業の人、運転上手だし、イケメンやったね」
と私がこぼすと
「あの人、指輪してたで」
と抜かりなくチェックしていたおかん。
そっちの物件探してたわけとちゃうから!
おかんという生き物はどうしてこうも目敏いんでしょうか……(うちの母だけ?)
タイトルは「(優良物件を押さえる)空きあらば」と「(優良物件さんの伴侶としての)隙あらば」のダブルミーニングにしてみました。個人的には「好きであれば」が一番大事な気もするけども……
人を物件扱いするのもいかがなものかと思いますが、物件も恋もタイミングとフィーリングと……あと何だっけか……(いつもド忘れしてしまう……バッチグ~👍️?)
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます。よろしければ、サポートいただけますと大変うれしいです。いただいたサポートは今後の創作活動に使わせていただきます!