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【映画】ハリソンフォード世代。『エアフォースワン』はとんでも。
ハリソンフォードを見て育った。と言ってもいいくらいです。インディジョーンズがテレビで流れる日は一大イベントでした。
中間テストがかぶって、リアルタイムで観たかったのに、悩みに悩んでビデオで録画した中学生の頃。ビデオデッキが出たてで、2時間録ってると若干発熱します、デッキ本体が。
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こんなに長く録画して大丈夫かな??ビデオデッキの発熱が気が気じゃなくて。一夜漬けの合間に様子を見に行って。ついでに テレビをつけて、インディージョーンズをチェックする。その時は確か一作目。
太陽光線が宝のありかを示す 有名なあの場面で。観たいのと勉強しなきゃの焦燥感(なんだかんだ真面目でした)
デッキは発熱し、文字通り、気もそぞろ。振り返ったら 原始人のように まっさらでした。
1997年。
このエアーフォースワンの頃は もう一人暮らしをしていたと思うけど、公開時から『大統領がハイジャックのテロリストと自力で戦う??』と薄笑いし そのまま観ていなかった。アイコクシャ。みたいなムードも苦手。
アルマゲドンもまだ見ていない。24は 当時見ていたけど、去年あたり、24に はまって観ていた息子も、ジャック・バウワーには苦笑。エアフォースワンには、実際24に出ていた俳優も出ていて、脇もベテラン揃いで、いい顔、色んな顔の名優が充実。
この人どっかで見たんだけどなぁ。が 最近はすぐ分かる(たすかる)副大統領と権限争いをしてた役の人を調べてみたら
ブルーベルベットで "ライトをマイクがわりにローイ・オービソンを歌う、変態まるだしだった" あの人で。月並みですが…俳優って…すごい。政治家から裏社会のエンタテイナーまで。
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エアフォースワン。思った以上にトンデモ展開のオンパレードで、変に現実的じゃないのは かえって良かったし
むつかしい事抜きに、ぼんやり映画を眺めたい日があります。既視感のある展開が多く そこは ご愛嬌という感じ。
ダイハードとエアポートシリーズを混ぜながら、ラストに行くに従って、漫画なの!? な展開が強まり…チャーミングだったし
テロリストのリーダーはゲイリー・オールドマン。一目で、テロリストのリーダーですよね?と なるほど記号的。とにかく そういう映画です。
楽しくみましたが、ダイハードって影響力、絶大だったんだろうなが逆に際立つ映画でもあった。悪役=テロリスト が安易に無邪気に 定番化し出した頃かな。その点は 今見ると もやもやしますね。
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個人的に、ハリソンフォードは 普通の生活者の役の時の方が 色気があって、みていて楽しい。逃亡者。目撃者。ワーキングガール。フランティック。あたりが好きです。この時期のこの人 は やはり良い。
エアフォースワンはハリソンフォードがハリソンフォードにしか見えなかったのが致命的ですが…当時のハリソンフォードが映ってる、私にとっては新作映画で…なんだかんだ嬉しい時間を過ごしました。謝謝
『エアフォース・ワン』(Air Force One)1997年アメリカ映画
ハリソン・フォード
監督ウォルフガング・ペーターゼン
ぼんやり見たい時に見るなら70点