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[今年1番の驚き]フラッシュバック

私には18歳(高校3年生)までの記憶が
ほぼない。
断片的な記憶はあるものの繋がらない。
学校生活、友人の顔と名前、家族との思い出
いずれも繋がらない記憶の点でしかない。
昔話になると
「こんなことあったよね?」と聞かれても
愛想笑いで誤魔化すしかなかった。
覚えていないのだから仕方ない。

記憶に蓋をしなければならないほど
私にとっての子ども時代は辛かったのだ…
そう思う。

「もっと辛い人もいる」
必ずそう言う人がいる。
確かにその通り。
ただ、人それぞれ
ストレス耐性には差がある。
何事も他者と比べてはならない。
私自身が辛いと感じたのは
紛れもない真実なのだから…。

フラッシュバックの始まり

私がフラッシュバックを意識したのは
成人してからのこと。

  • 男性の怒鳴り声

  • 虐待家庭との保護者との面談

  • アルコールに飲まれる人

  • 格闘技や乱暴なシーン

そんな状況を目にすると決まって
体が硬直し過呼吸や動悸が出る。
それでも…この症状が
自身の受けてきた
虐待や面前DVの影響である…と
気付かなかった。

強いフラッシュバックの出現

今年の夏頃。
これまでに体験したことがない程の
強いフラッシュバック症状が突然
出るようになった。
悪夢を見て
汗、動悸、過呼吸に加え
あの頃の怒り、悲しみ、痛み…感情が伴い
当時の感覚が溢れ出て
フリーズ状態が長引くことが頻繁になった。

私が虐待や面前DVを経験し始めたのは
もう40年以上も昔のこと。
今になって
強いフラッシュバックに翻弄されるとは
思っていなかった。

複雑性PTSDの診断

うつ病でお世話になっている主治医に
初めて相談したのは秋。
私が確認したかったのは1点のみ。

数十年の時を経てフラッシュバックすることがあるのか

主治医からは
辛ければ辛いほど
自己防衛のため辛い記憶に重い蓋をする。
その蓋は何も手当をしてこなければ
何年経とうがいつでも開くことがある。
…との解答だった。

幼少期からの生育歴を伝え
思い出す限りの記憶を伝え
複雑性PTSDの診断が加わった。

フラッシュバックと向き合う

現在も幼少期から高校生の頃までの記憶が
夢という形でフラッシュバックしている。
肝心なのは

「あの頃の自分を労ること」
「今は安全であること」

この2つを幼かった私に伝えること。
まだスタートを切ったばかり
焦らずに
ゆっくりと…。

大晦日だというのに
このような内容で申し訳ありません。
目を通して下さりありがとうございます。
今年を振り返ると
このことは綴らずにはいられませんでした。

よいお年を…

雪が降り続く大晦日の早朝

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