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評価において大切なこと(その2)
今回は、「評価の大原則」について考えてみます。
評価制度は、会社によってまちまちです。
会社の数だけ評価制度の数があると言ってもよいでしょう。
それぞれに異なる評価制度ですが、共通する部分があります。弊社ではそれを「評価の大原則」と言っています。
大原則は次の3点です。
1.評価の「対象」を明確にする
2.評価の「対象期間」を明確にする
3.評価の「基準」を明確にする
それぞれについて見ていきましょう。
まずは評価の「対象」です。
「評価項目」と言い換えることもできます。
社員Aさんを評価する場合、評価者は「Aさんそのもの」を評価するのではありません。「Aさんの◯◯」を評価するのです。では、「◯◯」とは何なのでしょうか?
一般的には、「能力」、「成果」、「姿勢」に分かれます。
「能力」は、「どのような能力を持っているか」ということです。
「成果」は、「業務上の成果をどれだけ上げられたか」ということです。
「姿勢」は、「どのように業務に取り組んだか」ということです。
何を重視するかは会社によってまちまちですが、このように「何を評価するのか」を決めることが評価制度づくりの第一歩となります。
次に、評価の「対象期間」です。
一般的には、半年とか1年というケースが多いのではないでしょうか?
評価はあくまでもこの対象期間について行います。その期間にどれだけ能力を発揮できたか、成果を上げることができたか、正しく取り組めたかということを評価します。
最後に、評価の「基準」です。
これは、評価を行うための「ものさし」です。つまり、何と照らして評価を行うのか、ということです。
一般的には、
「能力」を評価する場合は「能力要件定義」
「成果」を評価する場合は「目標」
「姿勢」を評価する場合は「行動基準・行動指針」
ということになります。
このように、評価制度では「対象(評価項目)」、「対象期間」、「基準」が定められているはずです。
もしあなたが評価者なら、自社の評価制度ではこの三つがどのようになっているかを再確認していただくとよろしいかと思います。
評価において大切なこと、
その2は「評価の対象(評価項目)、対象期間、基準を明確にする」です。
いかがでしたでしょうか?
次回は「評価項目」について掘り下げて書いてみたいと思います。
株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
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