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そもそもなぜ若くありたいのか

僕はフィットネス業界に従事している。少し考えてみたけど、意外と大事なことなんじゃないかと思って書いてみた。

少しでも多くの人が、自分の体と向き合い、健康体でいてくれたらいいなと思う。そんな土壌を広げられたらなと思う。健康体であるに越したことはないのだけれど、そもそもなぜそうであるべきなのかということを「若くありたい」の観点から考察していく。

以前何の気なしに「なぜそこまで若くありたいと思うのか」と40代後半の女性クライアントに聞いてムッとされたことがある。こちらから見ると十分実年齢よりも艶がある方だった。やけにこだわりが強い方だったので、意地悪をしたわけではないけれど、そこまで若くあろうとするこだわりの、源泉が何なのかを純粋に知りたくなったのだ。

かくいう僕も、もともと薄い頭髪の育毛をしたり、顔の肌荒れに対処したり腹がダボついていると食事制限したり、30を越えて「年齢」を実感し若作りのようなことをしている。年を重ねるとシワが増えたり顔にシミができたりすると「みっともない」と萎えるし、気分が落ち込むものだ。若い頃に異性や周りからチヤホヤされたことが多い人ならなおさらだろう。

逆に、外見を褒められたり、納得のいく肉体を得られるとモチベーションも上がるし自信も得られる。
そういった感性や捉え方は男性と女性とでは大きな差があるかもしれない。

外見を若く保とうとするのは自己満足だと僕は思う。
もちろん全く悪いことじゃない、どんどんやるべきだと思う。

でも、本質は外見を取り繕って若く保とうとすることよりも、内側から思わず溢れ出てしまうほど何かに夢中になったりのめり込んでしまうこと、一生懸命にそこにひた走る姿勢そのものの方がよほど清々しくて魅力的だよなと思う。

美しい人ほど、深みがある。

あなたは、なぜ、若々しくそして健康的でありたいのですか?
クライアントの中には、老後の肉体的不自由を身近に感じて、そこに危機感をもっているから運動をしているという40代後半の男性もいた。

その内なる解は、一人ひとり異なるものだと思う。
少なくとも運動を継続できる人は、そこに向き合っていると思う。

大まかに捉えるなら、つまらない切り口だけど
若くあろうとすること ⇒ 心身の健康維持増進
「若々しくありたいとするのは、いくつになっても不自由なく健康な肉体で、やりたいときにいつでもやれるような肉体を保ちたいから」

健康体は、欠損してはじめてそのありがたみを知るが、得てして忘れがちだ。そんな風に捉えている。

考えてみれば、「ジムに通う動機」だ。

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五十嵐優
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