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9月16日(月):百寿者研究から見えてきたポイント
本日は敬老の日にちなみ、先般に放送されたNHKの「クローズアップ現代」では、特集のテーマが「百寿者研究」でしたので、本日はこれに関連した話を少しばかり。
今回の内容は100歳を超えて生きる人「百寿者」から元気で長生きの秘けつを探る研究を通じて見えてきたポイント、生活習慣などに触れたものです。
まず健康寿命の長い人の共通点として挙げられていたのは以下の3点でした。
共通点①認知機能が高い(認知症になりにくい)
共通点②フレイルになりにくい(身体的な衰えがない)
共通点③心臓を中心とした循環器系血管が丈夫
このあたりは、これまでにも多方面で発信されてきたことだし、反対に長寿を阻んでしまう要因から考えても合点がいくところでしょう。
では、これら共通点を実現するためにはどうすればいいか。
そのキーワードにあげられていたのは「コミュニティ」、「食事」、「運動」の3つです。
前述した共通点①の認知機能に対しては「コミュニティ」がもっとも有効で、そうした場を通じた人との接点、対話が大切だといいます。
また共通点②、③のどちらにも寄与してくるのがキーワードにあげられている「食事」と「運動」の両面ですね。
②のフレイル予防は換言すれば骨格筋の機能を適切に保つことだし、③の循環器系血管を丈夫に保つには動脈硬化を防ぐことにほかなりません。
その意味で食事と運動が密接に関係するし、何よりも大事なのは一過性の取り組みではなく、これらを含めた日常の習慣を整えていくことだと思います。
その他、今回の百寿者研究で示唆されたことのひとつに特徴的な性格があげられていました。
具体的には百寿者の性格を分析するために、個人の性格の傾向を「神経症」、「外向性」、「開放性」、「調和性」、「誠実性」の5つの観点で評価したところ、「誠実性」と「開放性」が高いということが分かった、とのことです。
「誠実性」は、決められたことをきちんと守る几帳面さや意志の強さが含まれています。
先ほど食事や運動など、つまるところは日常の習慣に帰結する旨を記しましたが、この習慣化に寄与しているメンタリティが「誠実性」にあたるのでしょう。
そしてもうひとつの「開放性」は特に女性に高い傾向があるようですが、好奇心旺盛で新しいことが好きでチャレンジ精神が高いということです。
こちらは「コミュニティ」への積極参加と深く関係しているのは想像に難くありません。
このように見ていくと、健康長寿の共通点、そのためのキーワード、さらにはそれを支えるメンタリティと、すべてがつながってきますね。
改めて自分の中でも整理が進んでスッキリしましたし、自社のスクール制小型フィットネスクラブで展開している取り組みの妥当性も再確認ができて良かったと思います。
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