この世でいちばん美しい色は玉虫色
2023年9月22日(金)朝の6:00になりました。
青い薬を飲めば、お話は終わる。君はベッドで目を覚ます。
どうも、高倉大希です。
お笑いコンビ「ラランド」のYouTubeチャンネルで公開さた「お母さんヒス構文解説」という動画が、ずいぶんとバズっていました。
お母さんヒス構文とは、論理を飛躍させたり、論理をすり替えたりすることによって、相手に罪悪感を抱かせる構文です。
動画で紹介されていた論理飛躍型の例文を、ひとつ引用します。
くわしく知りたい方は、リンク先の動画をご覧ください。
極端な例を、引き合いに出したり。
わかりきったことを、疑問形で投げかけてみたり。
いやいや、そこまで言ってないよ。
思わず、こう言いたくなってしまうような発言です。
ついつい笑ってしまうのですが、どこかにぼんやりと「あるある」を感じます。
きっとだれもが、聞いたこともあれば、使ったこともある構文なのです。
「勉強ができないのは遺伝だから仕方がない」とか。
「産んでくれなんて頼んだ覚えはない」とか。
引き合いに出すものが、あまりにも極端です。
おそらくそもそも、コミュニケーションをとるつもりがありません。
極端な例をいくつか挙げましたが、似た類の表現は日常に溢れています。
必ずしも、あらゆるものごとがゼロか百かではないのです。
男でなければ女なのかというと、そういうわけではありません。
白でなければ黒なのかというと、そういうわけでもありません。
バカがすべて悪口なのかというと、そういうわけではありません。
天才がすべて褒め言葉なのかというと、そういうわけでもありません。
この世でいちばん美しい色は、玉虫色です。
極端に考えてみることは、ひとつの手段でしかありません。
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