だれも気にしないようなこと
2023年7月6日(木)朝の6:00になりました。
よくある類の苦しみに、いのち掴まれて。
どうも、高倉大希です。
だれかが段差につまずいて、転びそうになっている。
その場では注目しますが、安全が確認できれば数秒後には忘れます。
ところが、自分がつまずいた側の立場だったとしたら。
とても恥ずかしい気持ちになって、数日間は覚えています。
だれかが体調を崩して、仕事に穴があいている。
その場ではあわてますが、数秒後にはやるべきことに集中します。
ところが、自分が休んだ側の立場だったとしたら。
とても申し訳ない気持ちになって、1日中気にしています。
だれかに抱くその気持ちと、自分に抱くその気持ち。
状況はおなじであるはずなのに、そこには大きなちがいがあります。
ここのちがいがあるせいで、だれかの悩みを「大したことないよ」と軽くあしらってしまったり。
本当は大したことがないはずなのに、必要以上に大ごとと捉えてしまったり。
頭では、十分よくわかっています。
よくわかってはいるけれど、気がつきゃ考えてしまうのです。
このような自意識から解放することができれば、わりと多くの問題が解消されるのではないかと思っています。
ただ、自意識を完全に消すことはできません。
わたしたちが目指すべきは、自意識を小さくすることです。
それも、絶対的に小さくするのではありません。
相対的に小さくするのです。
だれも気にしないようなことを、自分も気にしないようにする。
そのためには、広い世界を知らなければなりません。
自分を相対化し、その小ささに気づかせてくれる世界です。
そうでもしなければ、この世界は自動的に小さくなります。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。