やる気のある者は去れ
2024年11月18日(月)朝の6:00になりました。
人間はなにも創造しない。ただ、発見するのみである。
どうも、高倉大希です。
具体ばかりではつまらないし、抽象ばかりでもつまらない。
具体と抽象は、行き来してなんぼです。
実践ばかりではつまらないし、理論ばかりでもつまらない。
実践と理論は、行き来してなんぼです。
「A」を知りたいと思ったら、「A」のことばかりを考えてしまいがちです。
ところが実際は「not A」を知ることが、結果的に「A」を知ることに繋がります。
やる気のある者は、ものごとの中心しか見ようとしない。
タモリこと森田一義さんの、有名な発言です。
いまは周縁にあるものが、いつかは中心になる。
それをみつけられるのは、遊び心のある人だけだ。
まったくもって、そのとおりだなと思います。
中心だけを見ていても、その価値を捉えることはできません。
これまでは専門家のことを、特定の分野に特化した人だと思っていました。
ところがおそらく、正確に言えばそうではありません。
単純に、ほかの分野に手を出す時間がないというだけなのだろうなと思うのです。
ひとつの分野が奥深すぎて、結果として特化する形になったというだけの話です。
だから、ベテランの専門家ほど周辺領域にまで手を伸ばしていたりします。
研究対象をがらりと変えたように見える人もいて、とても興味深いものです。
「A」を知るということは、「not A」を知るということだ。
頭では理解していても、実行するのは難しい。
だって、知りたいのは「A」なんだもん。
興味がないからこその、「not A」なんだもん。
これこそが、やる気が生む弊害です。
「やる気のある者は去れ」とは、本当によく言ったものだなと思います。
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