その人といるときの自分を好きでいられるか
2024年10月26日(土)朝の6:00になりました。
あっさり解決、シャワーは温かいに尽きます。
どうも、高倉大希です。
その人が嫌いなのではなく、その人といるときの自分が嫌い。
その人が好きなのではなく、その人といるときの自分が好き。
“ 愛とは、「その人といるときの自分の分人が好き」という状態のことである。”
小説家、平野啓一郎さんの言葉です。
この言葉をはじめて知ったとき、なんだかとても腑に落ちました。
思い当たる節が、そこかしこにあったからです。
“「あなたが好きです」というのは最悪な言葉です。”
全国子ども相談室に寄せられた質問に対する、永六輔さんの回答です。
質問の内容は、「好きな人に告白する言葉を教えて」というものでした。
回答を見てなんてことを言うんだと思いましたが、いまならすこしわかります。
自分と一緒にいるときのその人が、その人自身のことを好きでいられますように。
相手を想うというのは、きっとこういうことなのだろうと思います。
その人といるときの、自分を好きでいられるか。
たとえ相手がおなじ人だったとしても、時と共に変化が生じることもあります。
当初は自分のことを好きでいられたけれど、最近の自分は好きになれない。
わりと、よくある話です。
相手も変わる、自分も変わる。
それぞれが自分を好きでいるためには、相応の努力が必要です。
どこまでいっても、他者は他者です。
完全にわかり合えることもなければ、思い通りに操れるなんてこともありません。
認識することができるのは、自分自身の感情のみです。
その人といるときの自分を、好きでいることができました。
だから、どうか。
自分と一緒にいるときのその人が、その人自身のことを好きでいられますように。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートしたあなたには幸せが訪れます。