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嫌なことがあっても書けばいい


2024年1月14日(日)朝の6:00になりました。

書くってね、自分と対話することなんだよ。

どうも、高倉大希です。




嫌なことがあっても、エピソードトークにできるからラッキーだ。

お笑い芸人さんの、このような考え方がとても好きです。


事実と解釈が、ちゃんと切り分けられています。

エピソードトークというアウトプットの場が、明確にあるからなのでしょう。


書くことも、おなじです。

嫌なことがあったとしても、書くための材料にしてしまえばいいのです。


人間は目先の問題状況を解決しようと試行錯誤しているうちに、いくつもの暗黙の認識にとらわれ、問題の本質を見誤ったり、問題をすり替えてしまったり、特定の偏った認識から別の新たな問題を生成してしまったり、無自覚のうちに“自分本位”に問題を解釈してしまう生き物です。それがかえって問題の解決を阻害してしまうということは、日常の場面においても少なくありません。

安斎勇樹、塩瀬隆之(2020)「問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション」学芸出版社


できごとは、自分と外の世界との間に発生します。

外の世界のことは、そう簡単にコントロールすることができません。


嫌なことがあったから、それに応じて気持ちも落ち込む。

これだと、コントロールできない外の世界に振り回されることになります。


だからこそ、事実と解釈は分けて考えなければなりません。

どんなできごとが起ころうとも、解釈は自分でコントロールできるはずなのです。


書くときのぼくたちは『手を動かすこと』が面倒くさいんじゃない。『頭を動かすこと』が面倒くさいんだ。なにかを書くためには、それについて真剣に考えなきゃいけない。その手間を、みんな面倒に感じているんだ。書くことは、考えることだからね。

古賀史健(2023)「さみしい夜にはペンを持て」ポプラ社


じつは、できごとに振り回されていた方が楽だったりします。

なぜなら、「仕方がない」で済ませることができるからです。


自分にはどうすることもできない。

どうこうできる問題ではない。


そういうことにしておけば、外の世界のせいにしてしまえます。

自分は哀しみに暮れながら、悲劇のヒロインを演じていればいいのです。


もし君がまだ冒険に出ていないのなら、この本は読まないでほしいんだ。この本は実際に冒険に出て、本当に実感がわいた時にしか伝わらないことを書いたから。それを事前に知って頭でわかった気になってしまうと、実際の旅の時に見逃してはいけない、とても大事なことをますみす見すごしてしまうかもしてないからなんだ。

孫泰蔵(2023)「冒険の書 AI時代のアンラーニング」日経BP


幸福の真の源は、自分自身の中にある。

幸せになりたいと本気で望みさえすれば、他人のせいで不幸になることはない。


フランスの哲学者であるジャン=ジャック・ルソーの言葉です。

外の世界に委ねてしまっているのも、また自分自身です。


嫌なことがあっても、エピソードトークにできるからラッキーだ。

言っていることは、ほとんどおなじなのかもしれません。






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高倉大希
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