矛盾のないところに進化なんかないんだよ
2024年12月23日(月)朝の6:00になりました。
M-1グランプリ2024、いやはや圧巻でした。
どうも、高倉大希です。
細部には、徹底的にこだわります。
しかしその裏では、いかに楽をするかを考えます。
クオリティを上げるために、高い目標を掲げます。
しかしその裏では、最悪このくらいになるだろうという想定もしておきます。
矛盾しているように見えますが、これらは同時に成立します。
0か100かのいずれかで、語れるものではありません。
科学者は、あたまが良くなくてはいけない。
それと同時に、あたまが悪くなくてはいけない。
寺田寅彦先生の『科学者とあたま』に、書かれている内容です。
すべてを論理立てて考ようとすると、多くのものを見逃してしまうと言うのです。
矛盾しているように見えるのは、1本の線の上でものごとを捉えているからです。
立ち位置を変えて見てみれば、意外と同時に成立します。
辻褄が合うものをみつけたら、そこに留まりたくなるのが人の性というものです。
ところがそのまま暮らしていると、世界はだんだん狭くなります。
このままじゃ、このままだと思った。
ほぼ日の、糸井重里さんの言葉です。
べつにきっとこのままでも、生きていくことは可能です。
でも、狭くなっていく世界に気づけないのは怖ろしいなと思うのです。
だから、わかったことやできるようになったことには注意しなければなりません。
自動的に、わかったことやできるようになったことに頼りたくなるからです。
わかったことは、もういい。
できるようになったことは、もういい。
自ら矛盾の世界へと、踏み入れなければなりません。
矛盾のないところに、進化なんかないんだよ。
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