あなたの前ならうまく喋れる
2024年12月27日(金)朝の6:00になりました。
労働者の権利を駆使して、今日から年末休暇です。
どうも、高倉大希です。
喋ることは、苦手だったはずなのに。
どうしてこんなにすらすらと、喋ることができているのだろう。
ときどき、そんなふうに思う人と出会います。
まるで、自分が上手に喋れているかのような錯覚に陥るわけです。
実際は、相手の相槌がただひたすらにうまいだけです。
みるみるうちに、秘めた言葉を引き出されてしまいます。
サッカーをしていたころにも、よく似たできごとがありました。
完璧なトラップができたかと思いきや、どうやらパスがうまいのです。
ほかの人からのパスだと、どうにもうまく止められません。
それなのに、あいつからのパスならば完璧なトラップができるのです。
その事実に気づくまでは、てっきり自分の技術が上がったのだと思っていました。
実際は、あいつのパスがただひたすらにうまかったのです。
勘違いしたまま進んでいたら、のちに苦労していただろうなと思います。
自分はできると思っている人ほど、厄介なものはありません。
自分がすらすらと喋れているのは、相手の相槌がうまいだけ。
自分が完璧にボールを止められているのは、相手のパスがうまいだけ。
それに気づくことができたなら、感謝するのは必然です。
恩恵を享受することで、どうにかこうにかやっていくことができるのです。
自分がつぎにやるべきことは、お喋りの練習でもトラップの練習でもありません。
次なる他者へと襷をつなぐ、相槌やパスの練習です。
この人の前なら、なぜだか自分はうまく喋れる。
この人からのパスなら、なぜだか自分は完璧にボールを止められる。
そんなふうに思われる人に、なりたいなと思います。
またどこかで、お会いしましょう。
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