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柿の種

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毎朝6:00に更新します。
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記事一覧

相手に届けるところまで

毎朝6:00に文章を書いています。 これから、42.195km 走ってきます。 どうも、高倉大希です。 自分はとても好きだけれど、相手は微塵も好きじゃなかったらどうしよう。 自分はとてもやる気だけれど、相手は微塵もやる気じゃなかったらどうしよう。 このような熱量の差が、多くの悩みを生み出します。 不安だけが膨らんで、負の循環に陥るわけです。 頭の中で完結させて、動く前から諦めて。 こうして日常は、何ごともなかったかのように明日へと続いていくのです。 思ったこ

毎日読んでくれる人

2025年2月15日(土)朝の6:00になりました。 習慣化チームも、いよいよ明日で最終日。 どうも、高倉大希です。 会ったこともない人が、毎日読んでくれていたり。 なかなかに身近な人が、毎日読んでくれていたり。 自分のことを知ってもらうには、この note を毎日読んでもらうのがいちばんだ。 と、最近よく思います。 ひとつの記事に表れるものなんて、ほんの一面に過ぎないけれど。 これだけ書いていれば、否が応にもいろんな面が露呈します。 かつては、身バレをした

ツッコミがいない世界

2025年2月14日(金)朝の6:00になりました。 遠慮なく、チョコレートをください。 どうも、高倉大希です。 村上春樹の作品は、要約すると何もなくなる。 彼の作品を読むたびに、いつもそう思います。 べつに何も起こっていないのに、数ページが費やされます。 しかもそんな文章を、ものの見事にすらすらと読まされてしまうのです。 なぜあんなにも、すらすらと読まされるのか。 いまだによく、わかりません。 登場人物たちの会話は、極めて独特です。 そんな会話をしている

生活の中に偶然性を組み込む

2025年2月13日(木)朝の6:00になりました。 車があると、行かなくてもいいところにも行くようになります。 どうも、高倉大希です。 食パンをくわえて走っていたら、まち角で転校生とぶつかった。 そんな漫画みたいなできごとが、実際に起こることはありません。 実際に起こることはないけれど、自分の意思で食パンをくわえることは可能です。 食パンをくわえてまちを走ることも、やろうと思えば可能です。 想像どおりの偶然を、起こすことはできないけれど。 偶然が起こりやすい

喜ばれないプレゼント

2025年2月12日(水)朝の6:00になりました。 来週末の3連休を拡張して、5連休にしてやりました。 どうも、高倉大希です。 先日参加したとあるイベントで、お土産が配られました。 そのお土産が、まあいらない。 荷物になるのはもちろんのこと、持って帰ったところで扱いに困ります。 だからといって、いらないと断るわけにもいきません。 そんなときに、同行者のひとりがこんなことをつぶやきました。 「イベントも楽しかったし、お土産までもらえてラッキーでしたね」 決し

旅立ちと言えば聞こえはいいが

2025年2月11日(火)朝の6:00になりました。 極端に前を向いているときは、決まってあんまりよくないものです。 どうも、高倉大希です。 将来は、こんなことがしたい。 将来は、こんなふうになりたい。 そんな将来のイメージは、いまの自分が描きます。 いまの自分が想像できる範囲の中からしか、選ぶことができません。 じゃあ、いまの自分が想像できることって一体どんなもんなんじゃい。 そう考えると、それはもうびっくりするくらいに大したことがないわけです。 たったの

役に立たない話をしよう

2025年2月10日(月)朝の6:00になりました。 フルマラソンに向けて、昨日は20km走りました。 どうも、高倉大希です。 小学校から高校までは、すでに理論化されているテーマについて学びます。 一方で大学では、まだ理論化されていないテーマについて学びます。 そんな違いをちゃんと理解したのは、社会人になってからのことでした。 高校と大学の間には、明確な違いがあるのです。 言い換えるなら、大学では役に立たないことを学びます。 役に立つかどうかなんて、あとで考え

映画『ファーストキス 1ST KISS』は、ベタに真っ向から立ち向かうカッコいい映画でした

2025年2月9日(日)朝の6:00になりました。 役に立つ話をされるより、役に立たない話をされるほうがまし。 どうも、高倉大希です。 すべての出会いとすべての対人関係において、 ただひたすら最良の別れに向けた不断の努力を傾けましょう。 アルフレッド・アドラーさんの言葉です。 はじめて聞いたときは、なんて寂しい言葉なんだろうと思いました。 映画『ファーストキス 1ST KISS』には、この言葉がぴったりです。 観終えたころには、なんて前向きな言葉なんだろうと思

自分の文章を自分は読みたいと思うのか

2025年2月8日(土)朝の6:00になりました。 今日も今日とて、人に会いに行きます。 どうも、高倉大希です。 校長先生の話を、つまらないなと思いながら聞いている。 そんな、小学生でした。 校長先生自身は、その話を本当におもしろいと思っているのだろうか。 校長先生が子どもだったころは、自分と同じように思っていなかったのだろうか。 これらは決して、嫌味ではありません。 純粋に、そう思っていたのです。 わりと多くの人たちが、自分と同じようにつまらないと思って聞

にわかでよいじゃないか

2025年2月7日(金)朝の6:00になりました。 車によって行動範囲が広がったせいで、部屋の片付けが疎かになりがちです。 どうも、高倉大希です。 コミュニティの入口を閉ざしてしまうのは、いつだって古参です。 古参の人たちが威張るせいで、にわかが参入できなくなります。 常連で溢れる居酒屋に、入りづらいのと同じです。 上級者にすぐやられてしまう、オンラインゲームと同じです。 コミュニティを運営するには、にわかに優しい仕組みを構築せねばなりません。 さもなくば、そ

せっかく困っているのにすぐに助けるなよ

2025年2月6日(木)朝の6:00になりました。 寒波が押し寄せてこようとも、書いたら 5km 走ります。 どうも、高倉大希です。 せっかく困っているのに、すぐに助けるなよ。 教育現場で仕事をしていて、よく思うことのひとつです。 せっかくこれから、試行錯誤がはじまろうとしているのに。 せっかくこれから、仮説検証がはじまろうとしているのに。 大人がすぐに、その芽を摘んでしまいます。 学びが広がるその前に、機会を潰してしまうのです。 当然ですが、子どもを助ける

小さな雪の粒が景色を変える

2025年2月5日(水)朝の6:00になりました。 雪が降ると、真っ先に思い浮かぶのはこの曲です。 どうも、高倉大希です。 本を読むことが、好きです。 しかし心のどこかでは、はやく終われと思いながら読んでいます。 映画を観ることが、好きです。 しかし心のどこかでは、はやく終われと思いながら観ています。 1ページの積み重ねが、物語を前へと進めます。 1カットの積み重ねが、目の前の景色を変えていきます。 すぐに、大きな変化がほしい。 こうしてわたしたちは、宝く

先入観と省略が誤解を生み出す

  2025年2月4日(火)朝の6:00になりました。 車を買うと、車用品がほしくなるものです。 どうも、高倉大希です。 あの人、スベってんな。 彼の第一印象は、こうでした。 あまり近づきたくはない、というのが正直な感想です。 ところが何度も会う中で、その印象は大きく変化していきました。 彼がスベっているときは、決まって誰かがスベりそうになっているときだ。 何度目かの飲み会で、そんな発見をしたのです。 要するに、誰かがスベりそうになったときにすかさず声を出

下振れしたときの結果が実力

2025年2月3日(月)朝の6:00になりました。 来年度は、交通費を惜しまない生活を送りたいところです。 どうも、高倉大希です。 ランニングをはじめて、2ヶ月が経過しました。 ここ最近は、毎日5km走っています。 はじめはキツかった5kmも、いまでは余裕のよっちゃんです。 玄関の扉を開ければ、自動的に5kmを走り終えています。 場合によっては、足が重い日もあります。 それでもやっぱり、5km は余裕で走れます。 下振れしたときの結果が、実力というものだ。