世界遺産サンジミニャーノのワインイベント
イタリア・トスカーナの世界遺産サンジミニャーノといえば、白ワインのヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ。
世界遺産の街の中、それもドゥオモ広場でおこなわれたワインイベントに行ってきました。
ワインだけでなく、世界遺産の街並みも楽しむことができるという、魅力いっぱいのイベントでした。そのときの様子をお伝えします。
サンジミニャーノとは
サンジミニャーノとは、トスカーナ州のほぼ真ん中に位置する街で、フィレンツェから約60キロ南西に位置します。
中世の塔が14残っていて「塔の街」と呼ばれています。時が止まったかのような感覚になる情緒あふれる街です。
世界遺産となっている歴史地区は、1キロもないくらいの範囲ですので、観光にあまり時間はかかりません。フィレンツェからはバスで1時間程度で行くことができるため、フィレンツェからの日帰りツーリストが多い街です。
ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノとは
赤ワインの地として知られているトスカーナで、唯一の白ワインDOCG(統制保証原産地呼称)がヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノです。
ヴェルナッチャ種主体で造られ、フラワリーな香りで、ドライな味わいのワインです。
ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノのワインイベント
ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノのワインイベントは、世界遺産の街の中心であるドゥオモ広場とチステルナ広場が会場になり、5月に開催されました。
今年リリースされる2023年ヴィンテージの発表のタイミングでおこなわれたイベントで、37の生産者が出展していました。
会場の広場には、観光目的のツーリストたちでにぎわっていましたが、そのなかでのワインイベントというのも楽しい。
広場に設置された受付でグラスを購入し、生産者ブースを回って試飲できます。
ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノの試飲
トスカーナでは赤ワインのワインイベントや試飲会が多く、白ワインであるヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノを飲み比べるということはめったにないので、とってもいい機会。
今年リリースされる若いヴィンテージから、熟成の長いリゼルヴァまで比較しながら試飲しました。
肉料理中心のフィレンツェでは、食事に合わせるメインのワインといえば、やはり赤ワイン。ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノにはあまり光が当たらず、なんとなく二流のイメージだったのですが、そんなイメージを払拭してくれる試飲でした。
試飲したヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノの数々は、ピュアでクリーンな味わい。春の花々を感じさせるフラワリーな香りと心地よい飲み口。初夏を感じさせる春の気候にぴったりで、さらにおいしく感じられました。
生産者ブースの試飲のほかに、セミナーがおこなわれていて、自由に参加することができました。
ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノの飲み比べのセミナーに参加してみました。
セミナーはドゥオモ広場にある回廊でおこなわれ、6種類のヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノを飲み比べするというもの。
ひとつひとつワインの味わいを説明してくれ、興味深い試飲でした。
イベントが終わったら、メルマガが届き、来年の日程は2025年5月14~18日ということです。早速、カレンダーに書き込みました。
フィレンツェ・イン・タスカでは、ワイナリーツアー、同行サービスをおこなっています。
トスカーナのワイナリーに行ってみたい、ワインイベントに行ってみたい、トスカーナの街に行ってみたい、というかた、ぜひサイトをご覧ください。