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「怒りの感情への怖れ」というお悩みへの回答
本日はココロノマルシェに回答します。
ご相談内容に共感される方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
<ココロノマルシェ>とは?
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本日は、「怒りの感情への怖れ」というお悩みについてです。
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ご相談への回答です
ぴよこさん、はじめまして。ご相談ありがとうございます。
怒り―――私も、自分の感じる感情なのに、随分と振り回され、悩んできました。
このマイナスな感情、表現したら、大切な相手が離れていなくなってしまうのではないか、つい最近までそう思っていました。
なんとか「きっとこういう理由があったからだわ」なんて、相手の行動に理解を示すように解釈し直してみたりしてみようとするものの、「本当かな」なんてもんもんと、どんどん怒りの感情が大きくなって、一人で抱えきれなくなって爆発してしまう。。。そして、これを何度も繰り返し、その度に感じる自己嫌悪。しんどいですよね。
そんな私が、どのように、怒りの感情と付き合うようになったのか、ご紹介します。
ちなみに、怒りを感じると「黙って」しまったり、「引きこもって」しまう人もいらっしゃいます。黙る、人とのかかわりから離れるということで怒りと向き合い、表現している、ということです。
>頭の中はアクセルとブレーキ同時押しの状態。
怒りという感情と、感じてはいけない・表現してはいけないという思考が綱引きし、葛藤し、とてもしんどいですよね。そのしんどさを無意識的に「感情を切り離す」「感情を感じなくする」ことで回避しているのだと考えられます。
>いつまでも怒りに対しては変に恐怖心があります。これを出したら大変じゃない?色々壊しちゃいそう。押さえよう!という風に
そうですよね。怒りは、表現の仕方や関係性によっては、相手との関係に変化や亀裂ができてしまいます。怖い、と感じるお気持ちは私もとてもよくわかります。
だからこそ、
>怒りを無視しすぎたせいか鬱のようになり、凄く苦労しました
>自分自身の感情に対して鈍感です。
のようになるのだと思います。
随分と、一人で抱えこんでいらっしゃってましたね。しんどかっただろうと思います。
抑え込むと、怒りだけでなく、楽しいや悲しいなどの感情も感じづらくなり、人生の彩りがモノクロのように味気ないようになってしまいます。
特に怒りの感情は、感じなくしようと抑圧してもなくなったことにならず、蓄積される一方で、どんどん大きくなってしまうといわれています。
では、どのように怒りの感情と向き合うのか、私からの提案は以下の2つです。
① 自分が怒っていることを責めない、鎮めようとしない。怒りを感じる自分を受け入れる・認める
②その上で、なぜ怒りを感じたのか、さらに自分の気持ちを観察してみる
① 起こっている自分を責めない、怒りを鎮めようとしない
喜怒哀楽に代表される感情、それ自体にいい・悪いはありません。
特に怒りの感情は、自分を守る大切な感情です。
ですので、まずは「怒りを感じてもいい」という許可を出すことから、スタートしてみましょう。
怒をなんとかしようとしない、抑えようとしない。「いまこんなに怒ってんだな」と、ただ感じてみる。
「こんなことで怒るなんて」という自分責めは禁物です。大人げないな、と思っていても、「そう思うのも仕方ないよね」と受け入れれるようになるために。
② その上で、なぜ怒りを感じたのか、さらに自分の気持ちを観察してみる
怒りの感情と向き合うのはしんどいですよね。向き合い続けると悲しさや辛さが顔を出してくる。そう、その「悲しさ」や「辛さ」が、怒りの原動力だったりします。
「何が悲しいんだろう」もっというなら、「(怒りの対象者に)どうしてほしかったんだろう」。
こんな風に自分に問いかけてみます。「本当は、自分は何を感じているのだろう」そう問いかけるうちに、今、感じにくいと感じている自分の気持ちがだんだんわかるようになってきます。
「自分のしんどさを分かってほしかった。助けてほしかった。」など。。。
そんな自分の本当の感情に近づいていくと、相手を責める気持ちが少し和らいでくる、と言われています。そして、怒りを感じた時に、冷静になるのは難しいかもしれませんが、私はどれが言えなくて怒っているのだろうか、と考えてみてほしいのです。
一般的に、「助けてほしい」「わかってほしい」「愛してほしい」と言われています。
その自分の本当の感情に近づくと、相手に自分の気持ちを伝えたとしても、相手は受け止めやすくなりますし、何より、「怒りの怖さ」の原因を自分で認識できるので、怖さも軽減できてくると思います。
また、最後に、私の経験からですが、怒りを表現しても、思っている以上に、人は受け止めてくれている、と感じます。
そもそも、怒りを感じる相手は、自分にとって距離の近い人ほど感じやすい。つまり、自分にとって大切な人。それは、相手からみても「私は大切な人」。その大切な人が、「助けて欲しい」「わかってほしい」「愛してほしい」と、素直な感情を表現してくれたとしたら?
「助けたい」「理解したい」「愛したい」と思いませんか。
お気持ち楽になりますように。そして、より心地良い人間関係を築いて過ごせますように
ご相談ありがとうございました☺
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