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かぞかぞ。第6話。やっと会えたパパにもらえたもの🎁

ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だった」の地上波での再放送も、昨日が第6話でした。
昨年のBSでの放送よりも5分短く、大九監督が編集し直し、その際、登場人物は一人も減らさないとのことをおっしゃっていました。
それもあってだと思いますが、地上波版は、とてもテンポが良くて、一人一人の個性が際立って、表情がとても印象的で、カラフルで、面白さにぐいぐい引き込まれます。BS版もこれまでなかった新鮮なドラマだと感動しましたが、地上波版はそれとも違うびっくりするようなキレの良さを感じます。

第6話は、七実が立ち直って、新しい扉を開いていく回でした。

落ち込んでお風呂にも入らずに臭くなってる?七実への家族の温かさや、親友マルチのマルチなりの思いやりに笑いながら、じんときました。
草太との遊園地の場面も、コントみたいでアニメみたいで、面白かったです。草太には草太の友達がいて、きちんとした草太の世界があることに気づく七実。あくまでも七実が大好きで、しっかりしてて、ちょっとちゃっかりしてて、お茶目な男の子に成長した可愛い草太。二人のやりとりや、豊かな表情が、遊園地の明るい景色の中で、輝いていて、素敵でした。
こんな楽しい場面も、七実の現実なんだと思うと嬉しくなりました。

七実は、ママや草太の不思議な導きで、パパに会うことが出来ました。七実を見つめるパパの優しい表情は、ずっと近くにいたみたいでもあり、遥か遠くから旅をしてやっとここにたどり着いたようでもあり、ものすごく神秘的でした。
七実は、パパにとても会いたかったことも伝えられて、どうしても謝りたいことを謝れました。
「そうか」
「そうやな」
「大丈夫」
と言いながら、七実をひたすら見つめるパパ。
やっと叶ったツーショット。
大人になった七実と、いつまでも若いパパ。
それぞれの表情がなんとも言えず素晴らしかった。

共に過ごした日々の中に、七実だけが知ってるパパがいて、パパだけが知ってる七実がいる。それは、きっと、忘れてはいけない大切なこと。
PC画面に並んで映る姿を見て、決して似ている顔形ではないのに、この二人はよく似ているなと思いました。二人にしかないものが確実にあるのだと感じました。そこにいるだけで、深い深い慈しみとか、思慕とか、労りとか、言葉にできない親子の想いが溢れ出ていました。
世の中に絶対に大丈夫なことなんてないのかもしれないけど、この瞬間を味わえたことが、七実の中の一つの揺るぎない「大丈夫」になれたんじゃないのか、そして、パパ自身の悲しみや心残りにも、少し明るい光が差したんじゃないのかと思いました。

七実が作家を目指すことになった展開も、ワクワクしました。小野寺さんという熱いキャラクターに出会えたことも、さすが七実と思えました。
瀬尾さんといい、陶山さんといい、高校の先生といい、その他たくさんの個性的でパワフルな人達に出会えて、味方になってもらってしっかり愛されている七実を見ていると、そのひたむきさがある種の強運を呼んでるんだと思います。
悲劇のヒロインなんかではない、芯の強さと明るさ、そして、何よりもパパとママが太鼓判を押す面白さが、力になって、ぐんぐん道を開いて行っている。
それで、小野寺さんや周りの大人達もまた、楽しくなったり強くなったりしながら進んで行くということなのでしょう。

大人になった七実が繰り広げる世界が、また楽しみです。
パパも含めた家族皆んなに、後押しされて、七実が突き進むこれからの世界にも、ワクワクドキドキして巻き込まれて行きたいと思います。🌰



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