業務改善の基礎知識 1:プロセスに係る知識
プロセス とは、人や事物に働きかけて 付加価値 を生み出す過程のことです。診療であれ事務であれ、業務はどんなものでもプロセス ですね。付加価値を生むために働きかける対象(=人や事物)を インプット 、プロセス が生み出す付加価値のことを アウトカム と呼びます。職場では”今”の プロセス の アウトカム は”次”の プロセス のインプットとなって、プロセス 同志が互いに前後して繋がり合っています。
具体例で説明します
“プロセス”を、乾燥機能無しの自動洗濯機を使う場合の「洗濯」とすると:
インプット は、洗濯される物(衣服や衣服以外の汚れ物等)
プロセス は、「洗濯」行為そのもの
アウトカム は、洗濯された物の、汚れ落ちの度合い;香り良さの度合い;湿気の度合い;皺よりの度合い;色ものの場合胃、色落ちの度合い 等
付加価値 は“顧客が期待する変化”のこと:「洗濯」の 付加価値 を列挙すると、
l洗濯物の汚れ落ちの良さ;洗濯物に残る香りの良さ;洗濯物の湿潤度の低さ;洗濯物の皺よりの少なさ;色ものの色落ちの少なさ
“プロセス” が乾燥機能無しの自動洗濯機を使う場合の「洗濯」なら、 次のプロセス は何でしょう? >>「洗濯物の乾燥」ですね!