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あなたはどの視座?

視座を高めよう
リーダーやマネジャーや、マネジャーを目指す方は1度は聞いたことがある言葉かと思います。
視座について会話をすると、視野や視点と混合させていらっしゃる方も多くいるように感じています。

あなたは普段どの視座で仕事をしていますか?

この問いを今回の記事では皆さんに投げかけつつ、そもそも視座とはどのようなものなのか、どういう状態が高いと言える状態なのか、どうすれば自分自身やメンバーの視座を高めることができるのかについて考えていきたいと思います。

「視座」を一言で言うと?

そもそも視座って何でしょうか。
また、視野や視点はどのようなものなのでしょうか。

「視座」は辞書的な意味では「物事を認識する時の立場」とのことです。
様々な記事や書籍を読んでいる中で、Andyコーチが「視座」を一言で表すなら、「何階から見るか」だと考えています。
会社組織で言うと、新入社員の立場から見ている世界と社長が見ている世界は多くの場合かなり異なるはずです。

東京スカイツリーやあべのハルカスの展望台からは、地上に立っていると見えないものが見えますよね。
この見える範囲が「視野」だと理解をしています。

東京タワーから見た東京スカイツリーと、羽田空港付近で飛行機から見る東京スカイツリーはまた違う印象を受けます。
真横から見るのと、斜め上から見るのとではまた見え方が違いますよね。
この違いはどの角度から見ているか、つまり「視点」の違いだと理解しています。

誤解がないよう、2点補足します。

〈補足①〉
決して役職と視座は結びつきません。
メンバー層でも事業部長レベルの視座で考えることができる方もいらっしゃると思いますし、部長であってもメンバーのような視座で働いてしまう方もいらっしゃることでしょう。

〈補足②〉
視座を高めることによって、視野は自然と広がっていくことが多いですが、視座が高くなくても視野は広げることができます。
視力を高める、眼鏡・双眼鏡を使うイメージでしょうか。

視座はなぜ必要?

視座はなぜ必要なのでしょうか。
自分の役割は課長なのだから、課長として役割を果たしておけばいいじゃないか、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

視座を高める必要がある理由は、組織のパフォーマンスを最大化させるためだと考えています。

どのチームも会社に属している以上、会社の目的意識や方針に沿う必要がありますよね。
視座が低いと、自分や自分のチームの事だけを考えた行動になってしまう一方で、視座を高めると組織全体を考えて行動をとることができるので、より会社組織としてのパフォーマンスは高まるはずです。

課長は、課長の視座を持っていれば確かに課の業務自体は回すことができるかもしれません。
でも、課長はパフォーマンスを高められたと考えていても、部長・事業部長・社長などの言葉・方針の意図を汲めていなければ、部長・事業部長・社長からするとパフォーマンスを高められたとは言えない状態かもしれません。

その齟齬を埋めていくためにも、常に視座を高めることが必要になるのです。
独りよがりにならないために必要なんですよね。
この視座を高めるという意識は、社会人になった以上常に求められるとAndyコーチは考えます

したがって、いまマネジャーをしている皆さんは一つ上の視座や社長の視座で自分の担当業務を見れるようになっていただきたいですし、メンバー層も課長や部長の視座へと高めていく必要があると考えています。

あなたは松下幸之助氏の「社員稼業」という言葉をご存じですか?
これは「社員一人ひとりが社員という稼業の社長である」という意味で、まさに一社員であっても経営者の視座で物事を考えようという言葉なんです。
詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

いま、あなたはどの視座?

視座を高めていきたい。
そう考えたとき、そもそも現時点でどのような視座かを知らないと、上がったか上がってないか分からないですよね。
最近読んでいる本にかなり納得できるレベルの基準を見つけましたので以下にご紹介します。

あなたはいま、どの視座で仕事していますか?

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