【お金の絵本#22】おばあちゃんと バスにのって
お金について子どもに教えたいけれど、時間もないし、どうやって教えれば良いか分からない、という方でも家庭ですぐにできる「絵本の読み聞かせ」。お金に関連する絵本をフィナンシェの会では紹介しています。
今回のテーマは「時間とお金、何のために使う?」です。
ご紹介する絵本はこちら。
「おばあちゃんと バスにのって」
マット・デ・ラ・ペーニャ/作
クリスチャン・ロビンソン/絵
石津ちひろ/訳
出版社:鈴木出版
私たちには、時間も使えるお金も限りがあります。それを何のために、どのくらい使うかは永遠の課題ではないでしょうか。たとえば、貴重な週末は、友達と遊びに行くのか、それともボランティアに行くのか…?
■ お金をどう使うかも、時間をどう使うかも、人生は大切な選択の連続
孫のジェイとおばあちゃんの週末は、スープキッチン(ボランティア食堂)のために使われます。ボランティアと聞くと、「誰かを助けるため」というイメージがありますが、2人は違います。遊びに出かける友達を羨ましく思うこともありましたが、実はその場に行くこと自体が楽しみになっているのです。
お金を使うという面でも同じことが言えます。そのお金の使い方は、他の人のためになっているのだろうか?そして自分自身は楽しいと感じられるか? これら2つが両立するようなお金や時間の使い方ができるようになることはフィナンシェの会が目指すところでもあります。毎日選択が迫られるお金と時間の使い方。自分だけでなく誰かも幸せにする選択をできるようになりたいものです。
そして、この登場するおばあちゃんを一言で表すとすると、「素敵な見つけやさん」でしょうか。世の中には、一つのことでも、人によって感じることは異なります。絵本に登場するおばあちゃんは、いつも素敵な面を見つけることができる。そんな目を私も持ちたいし、子どもも持ってくれたら、と感じます。バスの中にも魅力的な登場人物が乗っているので、ぜひ絵本の中で会ってみてください。
■ 読みながら子どもと話そう
読んだ後、お子さまにこんな質問をしてみてはいかがでしょうか?
・どうしてジェイはバスの中でお金を使ったのかな?
・親子でできるボランティア、何かあるかな?
・自分も他の人も楽しいと感じるようなお金の使い方ってなんだろう?
・これにお金(もしくは時間)を使った時、喜ぶ人はどんな人だろう?
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こちらの絵本は、絵本を中心に展開するくわのみ書房さまにご紹介いただきました。ありがとうございます!
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フィナンシェの会では、子どもと一緒にお金を学べる絵本をご紹介しています。過去に紹介した絵本はリンクからまとめてご覧いただけます。noteのフォローも宜しければぜひ ♪
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