奨学金制度以外の学び確保
前置き
コロナ禍の最中、テレワーク促進やDX化の機運が高まり、教育の分野では、日本でも学習塾や資格予備校の利用がインターネット経由になった、といった話が見聞されました。
それはたいてい、有料の講義を聴くということになります。
大学に入るとか、昇進に役立つ資格を取るという目的のために資する手段としてですね。
が、無料であっても、今やYouTube動画等でも色んな事が学べますよね。
(自分が興味ある学習分野の専門家が、同時にインフルエンサー並みでもあるという条件が揃っていないと、更新者のほうが途中で折れてしまうおそれがありますが😅)
ただ、問題はクオリティの玉石混交かもしれませんね。
でも、お金を払う学び以外にハイクオリティな学びはないものなんでしょうか?
学術的な知見に無料アクセスする手立て(海外の例)
世界最高峰の大学のひとつについて、日経新聞にこんな記事がありました(会員記事です)。
東大の場合 (国内の例)
じゃあ、我が国の最高峰はどうだろう?
無料公開、あるみたいです👇。
丹念にコツコツ調べたら、他大も複数ありそうです。
ただ、リンク先にて、※の注意書きで、単位をくれるわけじゃないといったことなどが書いてはあります。が、向上心のある人は学位や証書と無関係に学ぶんじゃないかなと…(美化しすぎかな)。
ただ、体系的連続講義か、概論一発だけなのか、あまねく広く学際的・横断的に学問を教えてくれるものなのかは、僕も色々視聴してみないとわかりませんが…😅
でも、全国の有志の高校生が入学したらこうなれると受験期にモチベートされる・希望が持てるとか、社会人の学び直しを誘発したりとか、色んなケミストリーのスパークがあったらいいですよね。
ただでさえ、日本は少子化対策に失敗しているので。優秀な外国人人材に丸投げする路線もあるかもしれませんが(仮)、日本人全員の知性の底上げをした方が国の行く末としては明るいんじゃないかななんて。
🔵(比較)カーネギーの偉業のひとつ、図書館寄贈について
学費が問題だとしても、この手の講義で自分の関心領域に道筋が見えたら、あとは図書館で本を借りて読破することでも大学で教育を受けるのと似た効果はあると思うのです。(偉人とされるアンドリュー・カーネギーも公立の図書館で学んで鉄鋼王になったそうですし。そのため、彼は生涯を賭して図書館をいくつも寄贈しています)
無料の講義へのアクセスと、図書館本に囲まれる日々は、日本でいわゆるキラキラしたキャンパスライフ(サークルとか恋愛とかが付録で付いてくるアレ)ってやつではないにせよ…😅
駄文ですが、ご参考になれば幸いです。
🔵(比較) 大学ではないが、無償提供されている学びの場の例
🔺逆行する話も
日本学術会議の任命権の話は庶民が大学の自治の惨状を学ぶ端緒でしかなく、実は長年政府が大学を締め上げており、研究費を削る方向性だとか、学者が「高校の復習をさせないと学生のレベルが話にならない」とボヤいているとか(大学のレベルにもよる?)、色んな苦境が大学の先生方を襲っているとは見聞するところであります。
とはいえ既に権威ある安定した教授・准教授よりも、薄遇の講師の先生方の負担のほうにより多く同情申し上げる次第なんですが…。
かといって、下記のような話が出てくると。学習権や学問の自由への脅威になって、親の収入の多寡が承継されて格差が固定されないか?という話にもなります。
創始者は、天は人の上に人を創(造)らず人の下に人を創(造)らずって天賦人権論で、学ぶ自由があると、世の中に学問を勧めた人じゃなかったでしたっけ。
まあ、後継者たちは幼稚舎から人を選別している疑惑もありますけど。
いや、高い能力がある子弟だから、救貧院のような起源の庶民の学校には行かせられない(能力比例は実質的平等だろ?)ということかもしれませんが。
仮にエリーティズムが理由だとして、自分たちの子弟はそれでよくても、「能力が高いが金はない」という他人の子である学生の、未来の芽を金銭的理由だけで摘むのはよしてくださいと思えます。まあそういう人は給付型の奨学金をゲットできそうですけどね。グルグル回り。
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