私の両親の生い立ちとこれまでの人生
今日も私のnoteを読んでくださりありがとうございます。
candy@です。
今日はなんとな〜く私の両親のことをつらつら書いてみたいと思います。
あまり大した意味もなくてまとまりもないかもしれませんがよかったら読んでくださるとうれしいです。
わたしは大阪生まれの大阪育ち
私の父は自営業だったので転勤などもないし
私の家族は両親と弟と私の4人
関西を離れて暮らしたこともない
私の両親は瀬戸内海の小さな島の出身で
60年も前のこと
二人は結婚してから母の兄を頼って大阪に出てきた
中学を卒業後、漁師をしていた父と結婚するときの母からの条件
漁師をやめて陸に上がって欲しいと母は告げた
(村長さんの紹介でお見合い結婚)
その上、母は農家の娘だったが、農業が嫌いで大阪の街の暮らしがしたかったそう(田舎暮らしが合わなかった母)
そこで、大阪で塗装の会社を経営していた母の腹違いの兄を頼って広島の瀬戸内の小さな島から父と母は大阪に上京した
もともと遠洋漁業の漁師さんをしていた父はとても体格が良くて身体が頑丈で良く働いたので
どんどん社長(義理の兄)から仕事を任されたらしい
しばらくして私の父も独立して会社を立ち上げた
高度成長期と大阪万博景気も重なり
かなり羽振りの良い時代を両親と私と弟は過ごせた
私と弟も普通の家庭よりは裕福な生活だったようだ
最新のおもちゃや洋服なんでも買ってくれたし
いろんなところへ遊びに連れて行ってくれた
ただ両親はいつかは故郷に立派な家を建てるのが夢で大阪では借家に住んでいた
大阪市内の平家の一軒家が60万円で買えたって聞いたことがある。『あの時家を何軒か買ってたら不動産王になれたかもしれない』と笑いながら両親が話したことを覚えている
この辺の両親のことはこちらの記事にも書いてあります。
お時間があれば覗いてみてください。
父の生い立ちを詳しく書いています。
父はよく働いたがお酒もよく飲んだ
給料日には職人さんを連れて深夜から朝まで飲み歩いた
気の強い母は若い頃は父と喧嘩もよくした
父がお酒で遅くなる日が続くと母はストレス発散に呉服屋さんの所に行って着物や帯を次々と買っていた
そんなよく働いてよく稼ぎ、よくお金を使う両親に私と弟は育てられた
親の豪快な性格や生活ぶりとは裏腹に私は内気でおとなしい女の子だった
私は本を読むのが好きでよく空想の世界に一人で浸っていたようだ
私が読書好きなのは父譲りだと思う
映画が好きなのも父譲り
本当は私の父は頭が良かったので高校へ進学したかった
絵を描くのもとても上手
けれど農家の次男でその上養子に出された父は中学卒業後に大洋漁業へ就職して
まさに漁師さん(海の男)になった
父は結婚するまではお給料は全て親に渡していたらしい(養子先と実家にだ)
そして結婚して漁師を辞めてからは塗装工として働き
独立したとはいえ父も社員(労働者)の一人として現場に出ていた
頭が良かった父がもし高校、大学と進学できていたらどんな人生を送ったのだろう・・・
母は腹違いの兄姉が3人いたが
同じ母から生まれた三人姉妹の長女で気が強くてしっかり者
幼い時に父親を亡くした私の母は中学卒業後にお手伝いさんや農家の手伝いなどの仕事をしたらしい
60年以上前のこと、中卒でなんの資格もない女性ができる仕事は限られていた
そんな二人がお見合いとはいえ何かの縁で結ばれて私と弟が産まれた
今だからわかるのだが、父と母は自分たちが叶えられなかった進学という夢を子供達に託したかったのかもしれない
私と弟は小さい時から「大学に行ってもいいんやで」と繰り返し言われていた。
そんな親の気持ちを知らなかった若い私は短大には進学したが
「4年大学へ編入したら」と母に言われたけれど
短大を卒業して就職した
あまり勉強が好きでなかった私の弟は「名前を書けば合格するような大学」に推薦入学したものの、2年生になる前に中退したのである
その頃は親不孝な子供だったかもしれない
親の期待に添えなかった私と弟
けれど父も母も私たちには何も言わなかった
アラ還の今、私は私の家族と仲良く暮らして幸せだし
ヤンチャだった弟は紆余曲折あったが(本当にあったんです!)
今は会社を経営して両親の家の向かいに住んでくれて
何かと父と母の面倒を見てくれているので弟のおかげで私も安心できている
もしも親の願いが子供の幸せなら
私も弟もそんなに名門大学へ進学したわけでもないし
高学歴でもない
進学という親の夢(期待)には添えなかったかもしれないが
今がとても幸せなので
少しは親孝行できたのかなと思いたい
そして
両親へ感謝したい
父よ母よ
あなたたちは中卒かもしれない
上の学校に進学もできなかったかもしれない
学歴もない
でもそんなことは全然関係なかったよ
だってこんなにも家族みんなが今が幸せなんだから
産んでくれてありがとう
育ててくれてありがとう!
そして不遇な人生だと投げやりにならずに、これまで生き抜いてくれてありがとう!
なんだか私の両親への感謝状みたいになりましたが
最後まで読んでいただきありがとうございました。
心から感謝しています。
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