英語でお買い物 World Market4 金融リテラシーも上がる
前回は私のモヤモヤ文になってしまいましたが、それでも子供達は買い物バッグをパンパンになるくらい買い物もしたし、少なくともHere you areとか1、2、3とかSee youは決まり文句のように口から出るようになったので目標は一つクリア!
ということにして
お金の教育の話
世の中は電子マネーに変わりつつある中で、お金を手にして買い物したことある子さえ少なく、初めは渡した10$札にお釣りをもらう概念がなく、両替に来た子もいました。
「このお金を出すと、買ったものの値段を引いて残りのお金を返してくれるのよ」
この説明をするとは、かなりなジェネレーションギャップ
そもそも50$でどのくらいのものが買えるのか?もわからないので、お買い物に慣れてくると、使いながらお金が欲しいものに変わっていくのが楽しくなってきたようです。
今回、グループの人数などまちまちだったのですが、せっかくなので最後に売り上げ集計してランキングを発表しました。
それはうちの教室では以前もやっていたのでうちの生徒は売り上げを上げることも考えながら売っていました。でも初めての参加者はそれはわからないので、そこは
「公平ではありませんが」とことわりを入れての発表でしたが、なんと
一人で出店した子がダントツの1位となりました。
そしてこの子が1位になることには大きな意味があったのです。
小4の男の子Y君はお金を儲けることに興味を持っています。日本では「金儲け」というとなんだかネガティブなイメージですが、これはちゃんとした法則のある学問なのです。
彼は前回のマーケットでも売り上げ1位でした。
同じグループでお菓子の詰め合わせを黒猫のパッケージに入れて売っていたものが売れ残った時
中に何が入ってるかわかれば売れる
と言って一つをバラして中がわかるようにしました。
最後に価格を下げて ワンダラー!と売り声もあげて全てを売り切ったのです。
さらに私がやった株式講座にも、いの一番に申し込んできて、その講座で普段自分がスーパーで買っているものの値段の背景を知ると、すぐさまお母さんにスーパーに行こうと言って帰っていきました。
そして臨んだ今回。彼はまず人が欲しがるものを商品にしました。男の子にも女の子にも買ってもらえるもの。さらにその店で3$以上買い物した人はくじ引きができて大きな蜂のマスコットが当たるようにし、商品の値段設定は3$と4$にしました。つまりちょっと高くてもくじ引きやりたさにみんな買い物をするのです。そして当たりが出たら鳴らすベルも準備して、そのベルの音で人を惹きつけました。
その上時間の中で徐々に値下げしていき、最後はまとめ売り。そして売れ残りは自分で買い取りました。
すごい商才でした。
お買い物ごっこなんて、売って買えばそれで十分と思うかもしれませんが、これがやり方によっては見事に金融教育になりうることを示してくれました。
Y君はマーケットの次の日レッスンいくると
言いました。
次 いつやるの?