『全て総務省の行政文書であることが確認できた』 松本剛明総務大臣 2023.03.07 『捏造文書だ』 高市早苗経済安全保障担当大臣 2023.03.03 『放送局が政治的な公平性を欠く放送を繰り返し、行政指導しても全く改善されない場合、それに対して何の対応もしないと約束するわけにいかない』 高市早苗総務大臣 2016.02.08 政治的公平性 放送法 総務省 安倍晋三 自民党 日本 20230307
2023.03.07松本剛明総務大臣は、放送法の政治的公平性に関する自民党の安倍晋三首相(当時)政権下におけるやりとりを記した文書に関して『全て総務省の行政文書であることが確認できた』としています。
2023.03.07立憲民主党の福山哲郎参議院議員は、『「捏造の文書」とか「答弁を控える」とか言ってたが、案の定、森友加計学園の時と同じ展開。結局、全て行政文書であることを認めざるを得なかったということ。放送法の解釈変更に政治が介入した可能性について、真相究明が必要だ。』としています。
自民党の安倍晋三首相(当時)政権下において、放送法の政治的公平性における新たな解釈が加えられた経緯に関して、礒崎陽輔元首相補佐官は、『首相補佐官の在任中に、総務省の局長と政治的公平性に関する放送法の解釈について意見交換し、補充的説明をするに至ったのは事実』 としています。
2023.03.03当時、総務大臣であった高市早苗経済安全保障担当大臣は、この文書を『捏造文書だ』としています。
2016.02.08高市早苗総務大臣(当時)は、衆議院予算委員会において『憲法9条改正に反対する内容を相当の時間にわたって放送した場合、電波停止になる可能性があるか』との質問に対し、『放送局が政治的な公平性を欠く放送を繰り返し、行政指導しても全く改善されない場合、それに対して何の対応もしないと約束するわけにいかない』としています。
2016.02.08高市早苗総務大臣(当時)は、政治的公平性に関して、『国論を二分する政治課題で一方の政治的見解を取り上げず、ことさらに他の見解のみを取り上げてそれを支持する内容を相当時間にわたり繰り返す番組を放送した場合』としています。
2016.02.08高市早苗総務大臣(当時)の発言に対し、アメリカの国務省は、世界各国の人権状況に関する2016年版の年次報告書(2017.03.04)の中で、日本に関して、『報道の自由に関する懸念がある』としています。
2016.02.18東京弁護士会は、2016.02.08高市早苗総務大臣(当時)の発言に対し、『政府が、放送法4条の「政治的に公平」という言葉に部分的に依拠しそれが放送事業者に対する規制・制限法規範であると解釈して、行政指導の根拠とすることは許されず、さらに違反の場合の罰則として電波法76条1項による電波停止にまで言及することは、憲法および放送法の誤った解釈であり許されない』としています。
また、『放送法4条についての今般の解釈を許すならば「政治的に公平である」ということの判断が、時の政府の解釈により、政府を支持する内容の放送は規制対象とはならず、政府を批判する内容の放送のみが規制対象とされることが十分起こり得る。さらに、電波停止を命じられる可能性まで示唆されれば、放送事業者が萎縮し、公平中立のお題目の下に政府に迎合する放送しか行えなくなり、民主主義における報道機関の任務を果たすことができなくなる危険性が極めて高くなるものである』としています。
自民党の安倍晋三首相(当時)政権下において、2016.02.08高市早苗総務大臣(当時)が政治的公平性を欠く放送をした局に電波停止を命じる可能性に言及するだけでなく、番組の政治的公平などを定めた放送法4条の撤廃が検討されています。
2018.01.31安倍晋三首相は、『新経済連盟』において、ネットテレビについて『放送法の規制がかからないが、見ている人には地上波などと全く同じだ。日本の法体系が追いついていない。大きな改革をしなければならない』『電波においても思い切って改革が必要だ』としています。
2018.02.01安倍晋三首相(当時)が議長を務める『未来投資会議』において、『技術革新によって通信と放送の垣根がなくなる中で、周波数の割り当て方法や、放送事業の在り方の大胆な見直しが必要だ』としています。
2018.03.16共同通信が、安倍晋三首相政権が検討している放送法の改正内容について報じています。
テレビ番組の政治的公平性を求めた放送法の条文を撤廃するなど規制緩和で新規参入を促し、より多様な番組が提供されるようにする方針だとしています。
『通信・放送の改革ロードマップ』内部検討資料において、政治的公平性などを定めた番組編集準則、放送番組の編集基準である番組基準の制定など放送特有の規制の撤廃を掲げ、さらに放送局のハード・ソフトの分離を徹底し、『放送(NHK を除く)は基本的に不要に』としています。
規制改革推進会議における『通信・放送の改革ロードマップ』では、放送法における規制の撤廃に関して、『2019年の通常国会もしくは2018年の臨時国会に法案提出し2020年以降に施行』としています。
2018.03.26『放送法第四条撤廃に関する質問主意書』が提出されています。
『規制改革推進会議の中で、放送法第四条を撤廃することが検討されています』としています。
2018.04.03『衆議院議員初鹿明博君提出放送法第四条撤廃に関する質問に対する答弁書』において、『政府として具体的な検討を行っているものではない』としています。
放送法第4条2において、『政治的に公平であること』としています。
礒崎陽輔元首相補佐官は、『首相補佐官の在任中に、総務省の局長と政治的公平性に関する放送法の解釈について意見交換し、補充的説明をするに至ったのは事実』としています。
一方で、2023.03.03当時、総務大臣であった高市早苗経済安全保障担当大臣は、『捏造文書だ』としています。
総務省が公文書として認めているにもかかわらず、当時の総務大臣がこれを捏造としていることから、自民党における日本政府が機能していいないものと判断されます。
総務省が公文書として認めている内容が事実とすれば、2018.04.03『衆議院議員初鹿明博君提出放送法第四条撤廃に関する質問に対する答弁書』における、『政府として具体的な検討を行っているものではない』は、虚偽であると判断されます。
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放送法のやりとり記した資料、総務相が行政文書と認める 午後公開へ:朝日新聞デジタル
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松本総務相「行政文書」と認める 放送法解釈の内部文書 - 日本経済新聞
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放送法“政治的公平”文書は「全て行政文書」 総務相が認める | 毎日新聞
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行政文書と認める 放送法巡る内部文書―松本総務相:時事ドットコム
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放送法・政治的公平性めぐる野党文書「政府の文書だった」総務相認める
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高市早苗大臣の放送法文書「捏造」発言に自民も冷ややか…党内でますます高まる孤立感|日刊ゲンダイDIGITAL
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「政治的公平」巡る放送法解釈の「変更」 礒崎陽輔氏の問い合わせが契機 総務相認める 文書の真贋は答えず:東京新聞 TOKYO Web
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「行政文書」認める方針 放送法、官邸とやりとり 総務省:朝日新聞デジタル
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放送法めぐる内部文書、総務省が作成認める方針 参院予算委に報告へ:朝日新聞デジタル
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高市早苗氏「事実ではないとしっかり申し上げさせていただく」放送法巡る文書の捏造箇所問われ - 社会 : 日刊スポーツ
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首相「総務省で精査する必要ある」 放送法“政治的公平”文書で | 毎日新聞
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(2ページ目)注目集まる放送法文書の真贋 総務省から怒りの内部告発続出!“安倍政権の膿”噴出の可能性|日刊ゲンダイDIGITAL
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高市早苗氏、放送法巡る文書の捏造箇所提出を了承 捏造文書でなかった場合議員辞職の覚悟も - 社会 : 日刊スポーツ
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放送法の公平性「番組全体を見て」は麻生太郎氏の04年国会答弁 安倍官邸に解釈“歪曲”疑惑|日刊ゲンダイDIGITAL
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放送法の「政治的公平」めぐる“内部文書”とは? 元首相補佐官や閣僚の名前が登場、信憑性に注目集まる【経緯まとめ】 | Business Insider Japan
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注目集まる放送法文書の真贋 総務省から怒りの内部告発続出!“安倍政権の膿”噴出の可能性|日刊ゲンダイDIGITAL
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当時の首相補佐官からの問い合わせ、総務相認める 放送法の解釈追加:朝日新聞デジタル
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放送法文書、岸田首相「精査が必要」 野党は元補佐官の喚問要求:時事ドットコム
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関口宏「我々は番組の姿勢を淡々と貫く」放送法巡る「文書」でのサンモニ記述について語る - 社会 : 日刊スポーツ
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「サンモニ」関口宏「我々は番組の姿勢を淡々と貫いていかないと」 放送法の「政治的公平」文書で同番組の記述/芸能/デイリースポーツ online
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総務省働き掛け認める 「放送法文書」一部裏付け―礒崎元首相補佐官:時事ドットコム
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放送法を巡る文書「生々しい」 立民の泉代表、国会で追及意向|47NEWS(よんななニュース):47都道府県52参加新聞社と共同通信のニュース・情報・速報を束ねた総合サイト
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メディア恫喝政権の釈明も怪しい 放送法めぐる内部文書大騒動|日刊ゲンダイDIGITAL
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高市早苗氏が放送法文書を「捏造」断言 立憲・小西氏とクビ賭けバトル | 東スポWEB
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テレ朝が「演出」した玉川徹氏の「過剰な謝罪」は、放送法の義務を果たしたか - 楊井人文|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
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改正放送法が参議院本会議で可決・成立 | NHK
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武田総務相、放送法改正も視野 違反公表見送り「認識甘かった」 | 共同通信
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総務省|報道資料|株式会社東北新社メディアサービスに対する「放送法第93条第1項の認定」の取消しに当たっての聴聞の開催
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東北新社、認定申請の時点で放送法違反 | 共同通信
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【大阪都構想】吉村大阪府知事に新トラブル!ラジオ2回出演で反対派が「放送法違反だ!」 | 東スポのニュースに関するニュースを掲載
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/259660
放送法に“抜け穴”が NHK「受信料支払い拒否」世帯続出必至|日刊ゲンダイDIGITAL