強さってなんじゃろな？

藤浪二季（Futaki Fujinami）です。

十数年前。
大学のゼミの飲み会で、これから就活を始める後輩に先輩として一言アドバイスをするというお題が指導教員からだされました。

当時の私は就活をあまりせずに進学した大学院生。
きちんと就活のアドバイスは直近の経験者が語ってくれるだろうし、
どうしたもんかな…と順番待ちをしていました。
「決まらなくて辛かったけど、これを乗り越えて強くなった気がする」
という後輩の言葉を聞きながらふと考えてしまいました。
「強さとはなんぞや？」

そんなことを思っていたら、私の番がとうとう来てしまい、
私は就活もろくにしていないので、アドバイスできることはありませんと申し上げた上、「強さ」について話をしました。

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これまでのアドバイスの中で、就活を乗り越えて「強くなった」という話がありましたが、「強さ」とはなんでしょうか。
何か困難なこと（この時は就活）が起こった時に壁にぶち当たることがあります。辛いことがあると人間は現実から目を背けたくなるし、責任を転嫁し、他人のせいにしたがる。そうではなく、今自分が立たされている現実を受け入ることこそが、「強さ」なのではないでしょうか。
現実を受け入れ、理解し、解決策を見出し、実行する。
それができる「強さ」を身につけていけるようになってください。

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と、上記のような話をしたと記憶してます。実際にはもっと稚拙でまとまりない話だったと思いますが…

これを昨日、湯船に浸かりながら思い出しました。
きっとドヤ顔で後輩に話をした「強さ」が、今の自分は身についているのだろうか。
現実から目を背けてないだろうか。
人のせいにしていないだろうか。
現実を受け入れ、解決策を見出そうとしているだろうか。

自己紹介にも少し触れましたが、この夏色々な出来事があり現在自分の心身を整えている最中。
記憶ではこの頃の自分は、自分に対しても人に対しても嘘がなかったですし、他人に胸を張って人生がハッピーであると言える時を過ごしていたと思います。

過去を振り返りながらこれを思い出したということは、
自分にも人にも嘘がない、
胸を張って人生が楽しいと言える
それが私の生きる上で大切なことなのかもしれません。

こうやって少しずつこれまでを振り返りながら、ここに整理し綴りながら、「強さ」に繋がる要素を蓄えていこうと思います。