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読書日記:ちょっと疲れたときにオススメ「むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。」

地元にいるときにはふらっと海岸に行って、海を見るのが好きです。

子どもの頃は海なんてなーんの思い入れもなかったのですが、大人になって海が見える場所に住むっていいなぁと思うようになりました。
地元を出てからは一貫して海とは縁のない土地に暮らしています。
やっぱり海と山と見えるところはいいなぁと思います。

実は祖母が亡くなったのと前後して、実家の母が骨折して入院してしまいました。といっても、母はとっても元気なので、また元気になるとは思うのですが、母が入院するなんて考えたこともなかったので動揺しました。

ちょっとだけ介護が身近になって、これから親をどう見守るのが良いのか考えています。
親を近くに呼び寄せることも、私が親の近くに住むことも現実的ではないので、少しずつ準備しながらなんとかやっていくしかないのでしょうが。

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ずーっと図書館でリクエストしていた平熱さんの本をやっと読むことができました!ギャルで特別支援学校で先生をされている平熱さんの本。
ちょっと困った・・・なんか疲れた。。。そんなときにオススメの本です。

力を抜いて、さーっと読めます。その割に深い。

必要なのは「休み」じゃなくて「休養」なんだ。

仕事と家庭でいっぱいいっぱいの時に、聞きたかった言葉。
休みがなかったわけじゃないんです。
うまく「休養」がとれなくてもがいていたんだな~と今は思います。
そして、今でも、休養をとることを学習中です。

今年中にもう少し上手く休養をとれるようになりたい。

前だけを見て歩けるほど未来には期待してないし、過ぎ去った過去を振り返って泣いているばかりでもない。
(中略)
嫌なことは重なるし、意地悪な人も減らない。
この世はゆるい地獄だなって思うことも多いけど、たのしいことがないわけじゃない。

地獄を歩いている最中も、落ちている小銭くらいは拾いたい。
じぶんに期待せず、たまにひょんなラッキーが連れてくるちょっと大きな成功を「感動」と名付けて祝えるくらい、力を抜いて生きてたい。

「自分に期待しないのも技術だよ。」より

最近の私の毎日のモットーはこんな感じです。
すっごい幸せでもなく、不幸でもなく、大変なことはいっぱいあるし、考えなくてはいけない事なんて山ほどある。

でも、ちょっと力を抜いて、まぁいいやって笑って過ごしたい。
いいことがあったらやったー!って喜ぶくらいの心の余裕はいつも持っていたいなと思います。

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平熱さんの毎日から紡がれた人生哲学が、優しくもあり、そうだよな~とうならされることもあり、なかなか答えが出ない毎日の中でべったりでもなくものすごく遠くもなく、ほどよい距離感でより沿ってくれます。

ちょっと疲れたときに、がんばりすぎが癖になっているすべての人にオススメです。
読んだ後、ゆるーく前向きになれる、そんな本です。


読んでくださってありがとうございます。



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