映画『湖の琴』(1966)
このところ水上勉原作の映画をみています。今回は『湖の琴』。監督は田坂具隆、主演は佐久間良子。
佐久間良子主演の水上勉原作ものであれば『五番町夕霧楼』(1963)、『越後つついし親不知』(1964)が知られているように思いますが、あえての『湖の琴』。
『湖の琴〔うみのこと〕』は大正から昭和のはじめの時代、若狭から近江湖北の集落へ働きにきていた若い男女の悲恋ものとなっています。若い娘のほうが恋しい青年以外の男にやられちゃって苦悩するという展開は、ほかの水上作品にもありそうです。