本とのワクワクする出会い♪ シェア型書店を4軒まわってみて感じたこと
シェア型書店の棚の前に立つことは、まるで、道のついていない森に入っていくよう。
一つの棚を個人で借りて、好きな本を並べて販売する、というシェア型書店。
こちらでは、ここ最近訪れた、そういった本屋さんをご紹介!
①みつばち古書部(大阪)
本屋さんの名前もぴったりです。
棚のオーナーさんが日替わりで店番をしていらっしゃるようです。
②ブックマンション(吉祥寺)
吉祥寺駅から、歩いて15分はかからない位置にある本屋さん。
ブックマンションさんは、こういったシェア型書店の先駆けと言われているようです。
こちらでも、棚のオーナーさんが交代で店番をしていらっしゃるようです。
③100人の本屋さん
世田谷区・松陰神社近く
コワーキングスペースもあり、人の出入りもありそうな空間
ついつい中の写真を撮るのを忘れてしまいました。
こちらは、棚主の意向で「閲覧専用」の本も、いくつかありました。
それだけいっそう一般書店では出会えない本も、手にとることができます
こちらは店主の吉澤さんがいらっしゃって、各棚の販売もなさっていました。
④Seesaw Books(札幌市)
新刊書店の一角に、棚オーナーの本棚が並びます。
現在は15人弱の棚主がいて、私もその一人です。
“本屋さん”は、一人の店主が本を売る場所ではない――そんな思い込みが外れてゆくシェア型書店。
私は本を売るというよりも、本棚を見てもらうことが名刺代わりになっていると感じています。
本棚を見て、「ああ、こういう本が好きな人と会って話してみたいな」と思ってもらえたらいいなぁと。
そうなると、本屋さんは単なる本を売る場所以上のものになっていきそうです。
私には、なれそめを延々と(?)語りたくなるような本が、十数冊あります。
本との出会いや、本と私をめぐってのその後の物語などなど。
一人ひとりが、そういった本をめぐる記憶を持っていて、そういうものをそっとシェアできる空間が増えてゆけばいいなぁと感じます。
これからも、シェア型書店をめぐる旅を続けてゆきます!