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生理前になるとイライラしてしまうのはなぜ?

生理の前になると、ちょっとしたことでイラっとしてしまったり、訳もなく落ち込んでしまったり…そんな経験をされている女性は多いのではないでしょうか。

でも、安心してください。
これはホルモンの分泌量が生理の周期にともなって変動しており、その影響を受けているだけなので、毎日の過ごし方で軽くすることができます。

女性にとって大事なホルモン

基礎体温をつけている方はご存知かと思いますが、生理が起こるのは女性ホルモンである【エストロゲン(卵胞ホルモン)】【プロゲステロン(黄体ホルモン)】が一定の周期で多く分泌されたり、量が減ったりしながら女性の健康を保っています。

一般的に生理前といわれる「排卵後」は、女性の美しさや健康をサポートしてくれる【エストロゲン】の量が急激に減ってしまいます。代わりに【プロゲステロン】の分泌は増えていきます。そのために、人によっては肌あれやむくみなどがひどくなる方もいるようです。

このような肉体的な変化(不調)に加えて、排卵後にはもうひとつ、セロトニンというホルモンも減少してしまう傾向があります。このセロトニンは、別名「幸せホルモン」ともよばれるため、これが減ってしまうことで精神的にも落ち込みやすくなってしまいます。

どんな人が不調になりやすい?

この生理前のイライラ、どんな人がなりやすいのでしょうか。性格やものの考え方なども影響があるという説もありますが、私はそれよりもその人の身体の状態で悪化したり、軽くすんだりするように思います。

私も以前は、かなりひどかったと思います。
20代のころ、いわゆるオフィスワーカーだった私は生理の前はイライラしたり、ちょっとしたことでミスを起こしたり、むくんで体重が増えてしまったり、暴飲暴食に走ったり…と良いことなしでした。そもそも生理不順や生理痛もひどかったので、ひと月の半分ほどは不快な状態で過ごしていたともいえます。

ですが、いまは全くそんなことはなく生理前にも特別不調を感じることはなく穏やかに過ごせています。

今、生理前のイライラで困っている方は、まずご自身の生活習慣、生活環境を見直してみることをおススメします。

無理してない? 疲れてない?
ちゃんと食べてる? ちゃんと眠れてる?
ほどよく運動している? ストレスはためていない?

今後、カラダの健康、ココロの健康についていろいろ書いていく予定ですが、すべての基本はこれ、と思っています。

○○には△△が効く、という考えではなくすべての基本は同じです。
とはいえ、この生理前のイライラはどうしたらよいの? におすすめのことをご紹介していきます。

イライラ改善におすすめなのは?

まずは簡単にできる方法をご紹介します。
先ほどでてきた幸せホルモンの「セロトニン」を増やす方法です。

朝起きた時に、太陽の光を浴びること。
それから、リズミカルな運動でもセロトニンが分泌されるので、軽いウォーキングや食事でしっかりと噛むことも大事です。

これを生理の周期とは関係なく、日々の習慣にしてみてください。

それからセロトニンの材料となる食べものを積極的にとることもおすすめです。

原料となるトリプトファンを含む食品

・肉、魚、卵など
・味噌、納豆など

トリプトファンをセロトニンに合成するサポートをするビタミンB群、とくにビタミンB6を多く含む食品を一緒にとると◎

・レバー、鮭、まぐろなど

ダイエットしたいからと、食べるのを減らしすぎてしまうと、身体が必要な栄養が不足してしまいますので、無理なダイエットは禁物です。

食事に関しては、このイライラを悪化させてしまうものもありますので、これは次回以降の記事でご紹介します。


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長谷川 知美|整体師@女性の不調専門
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