ワンオペ地獄を事前に回避する5つの方法
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こんにちは、“ふぇいはやと“です。
8月に第三女が誕生し、1ヶ月強の育児休業を経て、現在職場復帰を果たしました。
また、近日中に第二回目の育児休業を取得予定です。
私は仕事と家庭の両立を目指すために保守的組織と戦いながら日々奮闘しています。
今、私がしているのは男性育児に対する偏見をなくすための主張です。
男性育児は職場ではまだまだ少数派ですが、多数派意見に巻き込まれることなく多様性が認められる社会を目指して、これからも会社で主張を続けていきます。
さて、今回は“ワンオペの地獄“について書こうと思います。
私の経験したこのワンオペ地獄の状況や具体的な地獄状態の説明、地獄を未然に防ぐ方法などを紹介したいと思います。
これを読めば、仮にママがいない状況でも焦ることなくワンオペ育児ができるようになります。
ぜひ読んでいただけると幸いです。
本題に入る前に、お知らせです。
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▪️ワンオペ地獄の経験
私が育休から明けてまもない日のこと、ママが夕方から仕事ということで、日中仕事の私と、その日の夕方家事育児を交代することになりました。
我が家は小学校1年生の長女、幼稚園年中の次女、生後2ヶ月の三女の5人家族です。
夕方家に帰ってくるとママがお出迎え。
まもなくママは仕事で出て行きました。
私はすでに家にいる生後2ヶ月の三女を抱え抱っこひもをつけて、次女の幼稚園へお迎えに行きました。
いつもは泣かない次女がこの日はなんだか機嫌が悪く、帰り道の途中で泣き出し動こうとしませんでした。
「早く帰って夕食の準備もしないといけないのに〜」と思いながら、次女をなだめ、なんとか帰ることができました。
家に帰るとまもなく、長女が小学校から帰宅してきました。
私は3人を連れてお風呂に入りました。
ここでもいつもであれば、三女を洗ってあげている間に、長女次女は自分たちで身体を洗うのですが、次女が「洗って洗って」と甘えてきます。
さらに洗った身体をバスタオルで拭く作業も甘えてきて、こっちは赤ちゃんのお世話だけでも精一杯なのにと思いながら、次女のお世話も行いました。
その間少しだけ、赤ちゃんをバスタオルに巻いたまま放置してしまいました。
(こうするしかなかった)
お風呂が終わると、今後は上の子たちの夕食と赤ちゃんのミルクです。
夕食を準備していなかったので生協のミールキッドでおかずを作りました。
その間赤ちゃんは泣き叫んでいて、料理中は気が気じゃありませんでした。
急いで料理し、配膳しました。
ミルク中は言うまでもなく身動きが取れないため、上の子達に先に夕食を提供して、その後、赤ちゃんにミルクをあげました。
とそこに、「とうとデザートは?!」「お箸がない!」と叫ぶ長女と次女。
配膳は良かったのですが、デザートと箸を置き忘れていました。
自分で取ってと言っても、ギャーギャー言ってきてなかなか言うことを聞いてくれませんでした。
そういえば、私はまだパンツ一丁であった。髪も乾かせていないし、自分の夕食なんて2の次、3の次。
ミルクをあげ終わったと思ったら、赤ちゃんが突然ミルクを吐き出してしまい、せっかく着させた服やベッドシーツがべちょべちょに。
このように、赤ちゃんだけのお世話でも慌てふためく上に、お姉ちゃんたちのお世話も加わり手一杯の状態であった。
そのピークは18~19時であったが、その間は大人が3人は必要だと感じました。
余談ではありますが、これをいつも一人でやっている親の人は本当に讃えあげたいです。
ここのワンオペ育児を経験したところで「あ〜大変だった」だけで終わらせる訳にはいきません。
今度もこうしたワンオペ状況は必ず何度もやってくることになるでしょう。
同じ失敗を繰り返さないために、今回の何が地獄だったか、何が大変であったか、などを分析し、対策を考えることにしました。
▪️ワンオペの大変さ
ワンオペでの大変さは量的問題と質的問題の2つに大別できると思います。
まず、量的問題点です。
一人で処理する量が多いということです。
一人で家事に育児に、限られた時間内でこなすタスクが非常に多いということです。
次に質的問題点です。
不慣れなどの理由での料理の難しさ、子供の機嫌の良し悪しなど、個々の事象に対する問題によって引き起こされる大変さです。
これらが合わさることで育児家事の難易度が非常に上がることになります。
これらに対して、ワンオペなので親一人で立ち向かわなくてはなりません。
具体的に大変さを例に挙げていきたいと思います。
①家事育児のタスクが単純に多い【量的問題】
料理、洗濯、掃除、お風呂、そして子供たちの送迎やお世話など、多くのタスクが存在しています。
②子供がいうことを聞かない【質的問題】
子供の行動は予測が不可能であるため、親が大変で困っている状況であっても、お構いなしに言いたいことを言ってくるし、親の言うことを聞かないこともあります。
また料理や洗濯に慣れていなかったりすると、いざやる時に手こずったり、調味料や洗剤がどこかわからなくて困ったりします。
③家事と育児が同時進行する【量的問題と質的問題の複合】
料理をしている間にも赤ちゃんのミルクをあげないといけなかったり、洗い物をしないといけないのに子供達を早く歯磨きをさせて寝かせないといけなかったり、どちらもやらなければならない事象が同時に起こります。
▪️ワンオペ地獄を事前に回避する方法
災害時でもその時慌てず行動できるように事前の備えが必要なのと一緒で、ワンオペする時にも急に慌てることがないように事前に対策と準備することが必要です。
一般的な解決策は以下のものが挙げられます。
それでは、ワンオペでの対策を挙げていきましょう。
①事前にできることはやっておく【量的問題→分散する】
ワンオペ状況下で行うタスクをできるだけ少なくするために、それ以外の時間へ分散することを考えます。
・子供達が寝ている間に料理の作り置きや洗濯をしておく
・赤ちゃんの入浴後のタオルやガーゼを脱衣所にスタンバイしておく
・うんちした時用に袋、オムツ、おしり拭きをまとめて近くの取りやすい場所に置いておく
・お風呂前に夕食を配膳しておく
②ワンオペ中やらないことを決める【量的問題→減らす・優先順位を決める】
家事育児を完璧にこなそうとそもそも思わないでください。
できない時はできない。
ワンオペ中なんてなおさらです。
例えば、ワンオペ時は掃除はしない、少々汚くてもOK!と自分に言い聞かせるなどして、100%を目指さないようにしましょう。
また料理もワンオペ中に行うのは危険です。
事前に作り置きしておき、ワンオペ中は、レンチンして終わりくらいにしておきましょう。
また、赤ちゃんのミルク中などに上の子達が口喧嘩を始めた場合は、対応不可能ということで放っておきます。
普段なら親が仲裁に入るかもしれませんが、ミルクもあげていることだし、上の子たちは放置でいいと思います。
勝手にどうぞ口論しといてください、と親は赤ちゃんに専念しましょう。
③上の子達も戦力に使う【量的問題→量で対応する・委任する】
「猫の手も借りたいくらい」な状況であるので、もしご家庭に兄弟姉妹がいる場合は、この子達も戦力として使えないかどうかを考えてみましょう。
我が家の場合は、制御不能な赤ちゃんに対して事前にどう対処もできないので、上の子達になんとか手伝ってもらえるように、事前に準備を行なっておきました。
ワンオペ時ではない普段の時から、赤ちゃんの身の回りのお世話のお手伝いをしてもらうようにしています。
赤ちゃんにミルクをあげたり、抱っこしてあげたり、一緒に遊んであげたり、あやしてあげたり。
オムツまでは替えられなくても、お尻の臭いを嗅いで臭かったら知らせてもらうようにしたりすることもできます。
子供達も自分たちの妹である赤ちゃんのお世話ができてとても嬉しそうにしています。
できることは子供達にどんどん任せましょう。
上の子達が赤ちゃんを見てくれているので、その間親も家事などの作業を行うことができます。
④家事便利家電製品を活用する【質的問題→効率化・自動化】
我が家では調理には、炊飯器やヘルシオを活用しています。
また掃除は自動掃除機ロボットを使用します。
洗い物は自動食器洗い機です。
どんどんこうした便利家電を活用しましょう。
⑤子供の機嫌が悪くならない環境づくりをしておく【質的問題→改善・教育】
家事と育児の同時進行をできるだけ回避するために、子供のイレギュラー状況を発生しにくくします。
赤ちゃんのオムツ替えてる最中に、上の子が呼んできても、「今オムツ替えているから、1分待ってね」と状況説明と具体的な待ち時間を提示しておき、上の子が癇癪起こさないように工夫したりします。
また、ワンオペ状況になることがわかっていれば、事前に子供達に対して「とうと一人だから一度に全部はできないよ」と断っておきます。
そうすることで、当日子供達は甘えず、自分たちで自分のことをしてくれるようになります。
または、前日に子供達に「明日はとうと一人なんだけど、何を手伝ってくれる?」と聞いてみると、「じゃぁ赤ちゃんにミルクあげる」とか「一人でお風呂に入る」とか言ってくれたりすることもあります。
▪️まとめ
ワンオペは確かに大変ですが、事前の計画と段取り、子供たちとのコミュニケーション、そして効率的な時間の使い方を学ぶことで、ワンオペ地獄を回避することができます。
育児パパの皆さん、ワンオペ地獄で困らないためにも、この状況を実際体感し自分で問題点を見出し解決策を見つけ出して、どんどんその方法を試してみてください。
このサイクルによって、自分自身が成長することができます。
そして、スムーズなワンオペ育児を実現し、家族との絆を深めていきましょう。
育児は大変な瞬間もありますが、その中には多くの喜びと学びが待っています。
一歩ずつ進んでいきましょう。
以上、参考になれば幸いです。