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■たとえ親が見捨てても、明石市だけは見捨てない。まちの子どもは、自分たちで守る。『社会の変え方』





僕の故郷である明石市。

その泉房穂市長のことをご存知な人も多いことでしょう。



なにせ、お隣の神戸市や大阪市などと比べ、
漁業以外に確たる産業もない田舎町だったのに、
泉市政の12年間で

・全国戻りたい街ランキンク1位

・人口増加率、中核市で全国1位

・市民満足度91.2%

・10年連続人口増

など、沈み続ける日本全体のなかで
元気な街に生まれ変わったのですから。



この本で書かれた、その壮絶な人生には、
何度も涙腺が緩みました。



漁業を営む小卒の父、中卒の母、
障害を持つ弟の貧困家庭に生まれ育ち、
「何かがおかしい社会を変える」と怒り
参考書を買うお金がないため、
本屋さんで立ち読みで勉強し、東大に進学。



NHKなどで記者を務めたあと、
石井紘基氏を支持、その後弁護士を経て
明石市長に。



役所仕事しかしない市役所職員に暴言を吐き、
一時市長を辞するも、市民からの熱狂的な支持を得て再選。



国もどの自治体も成しえなかった奇跡の政治を実現されました。



子どもに優しい政策に財源を配分するため
公共工事予算を大幅カットすることで
激増した市長自身や家族への脅迫にも負けず
やり切ったリーダーシップには頭が下がる思いです。



本の帯に書かれている言葉に深く頷けました。



 まだ、終わっていない---。
 「生きやすさ」と「経済」はかならず、両立できる



 日本の政治を
 あきらめていた
 すべての人へ



残念ながら、12年間の市政を経て引退すると明言されています。



泉さん、まだ引退するのは早いですよ。
まだまだ明石から日本全体に希望の政治リーダーシップを
波及させてください。



そう強く思うばかりです。



講演活動もされているようなので、
どこかで直接お話を伺いたいです。

※備忘録は
「前川孝雄のはたらく論」
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12791307797.html

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