中野裕哲著(2013)『一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」』明日香出版社
起業する以前の心構えを得られる本
どうやら2018年の7月頃にアマゾンで購入したまま積読本になっていた。この頃以前からずっと起業を考えてはいたのですが、まだまだ色々と現実を見てみたい思いがあって、まずは転職ということで2022年11月に転職、そして今年2024年1月に転職、そろそろ60歳に近くなったので、起業かもう一社転職かという段階…
既に2013年出版なので月日は経過しているけれど、企業前の心構えとしては一読しておくのも悪くないと思い、やっと読破した次第。
起業を思い立った勢いで、そのまま突き進むにはリスクがあるかと思い、まずは知人が創業した企業の優退に合わせ、仲間と共同投資で会社を立ち上げた状態であり、経営は任せっきりになっているものの、その展開を見据えた上で、今度は自分の会社を立ち上げようかと思う一歩手前の状態です。
本書では、起業する前に考えておかなければならないビジネスプランや組織形態、起業資金、集客、協力関係、起業家に必須なこと、リスク回避、Q&Aなどが章立てとして構成されている。
色々なことに目配せしておかないと、いざという時に立ち行かなくなるので、この手の本は軽く読んでおいたほうが安心するというものかも知れない。本書を読んで、起業に対して若干ではあるが安心感を得た感じがする。
現在はフリーランスのコンサルでもそこそこ稼げる時代なので、株式会社化するか否かの迷いはあるものの、来たるべき起業を迎える前に、できるだけ多くの知見を持っていた方が、多少の余裕につながるのかも知れない。その意味では、多くの起業に関する本が出回っているが、それらの中で、どの本でも触れている部分は、ある意味基礎であって重要なところであろうという推測の下、理解していたら良いかと思った次第。
また似たような本を、あと2~3冊程度は読むかも知れない。