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マウンティングポリス著(2024)『人生が整うマウンティング大全』技術評論社

マウンティングもいろいろあるようで

どこかのSNSで紹介されていたようで、本のタイトルだけをみてアマゾンでポチってしまいました。

まあ昨今のSNSの投稿の殆どは、広い意味でマウンティングだらけだと思います、わたしもSNSに良く投稿しますが、自分では気づく気づかないがあっても、よくよく解読するとマウンティングになっているものも多いかも知れません…

本書はマウンティングとの正しい付き合い方としてマウンティングリテラシーを高め、マウンティングを適切に使用することで、人生をマウンティングで攻略するという実に面白い発想の本です。

ニューヨークなどで勤務したとか住んでいたとか、ダボス会議に出席したとか、特にダボス会議は経営倫理関係の知り合いも何人か行ったことがあるようで、わたしにとって確かにマウントされた感がありましたね~♫

俗世解脱マウントなど、そのマウントの命名が面白く、飽きずに笑いながら読めてしまう面白さがあります。最近は地方移住することもマウントに入るらしく、周りのいろいろなことがマウントに結びつくことを実感。またp.117には、残念なマウントも10例示されていて、産院マウントや前職マウント等があげられています。前職マウントは、わたしも本年1月中旬に転職したので、もしかしたら思いっきり使ってしまっているのかも知れません。どうしても転職すると、現職と前職を嫌でも比べてしまうところがあるので、意図せずともマウントと受け止められてしまう恐れは十分にありますね。

また一見するとマウンティングに見えないような、ステルスマウンティングもあるらしく、自虐、感謝、困った、謙遜、無自覚の5種類があるとか…。さらに「マウントさせてあげる技術」を使って良好な関係を気づくなど、マウンティング一つをとっても色々と話題はあるものだと思いました。

世の中はMX、つまりマウンティング・エクスペリエンスを意識する時代だとか…。思いっきり頭を使って疲弊した時に、この本のスカッとした内容に触れると、また不思議とやる気が出るというものです。面白く読ませていただきました。

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