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『 自己紹介(私がnoteを始めた理由) 』/ 小説

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はしがき

皆様。
fgと申します。
まず初めに、この投稿を見て頂きまして誠にありがとうございます。



私は、約半年ほど前に「適応障害」と診断され、そこから「うつ病」、「パニック障害」、「強迫性障害」、「アルコール依存症」等々の診断やその気質があり、身体に現れていると診断され、約2ヶ月〜3ヶ月ほど休職致しました。
現在は元の配属先へ復職し、復職してから数ヶ月経とうとしております。

現在の容態は以前と比較し、かなり良くなっているのですが、依然変わらず言語化しずらいうつ病の辛さを感じながら、日々なんとか生きており、この文章を打っております。


そしてこれからスクロールすると現れる下記の本小説の内容には人によってはあまりポジティブな内容では無い為、気分を害する内容と捉えられてしまう可能性がございます。

しかしこの点に関して、事実として私の身に起こった事、感じた事を記載することで、私自身もこのnoteの投稿を見返すと共に病気を忘れないようにし、


「生きる」


ために、休職中や復職してから実際に起こったこと、私の気持ちを具体的に記載しようと思っております。


そして本小説を通じ、同じ境遇似た境遇になってしまった方々に今の経験を微力ながら


「何か些細な事でも構わないから伝えたい、あなたは1人じゃ無い、どうか1人で悩まないで。」


と伝えたいです。

(私は休職中、毎日仕事関連の悪夢を見て、中々寝られず、日中は酷く落ち込んでいたために視野が狭まり、世界で私だけこの病気なんだ。といったような、冷静に考えたらあり得ない錯覚に毎日陥りました。)



内容に関して、個人的に小説を長くはしたくないため最初で最後の「連載」とします。連載数もそこまで多くするつもりはございません。


noteは引き続き続けていきます。
些細な事でも構いません。最後まで見て頂けただけでも嬉しいです。コメントや感想なども頂けたら非常に嬉しく、生きる励みにもなります。
(質問や不明点でのコメントも嬉しいです。)


最後に、
皆様の心身が毎日健やかであることを強く願い、同時に未来の私自身が素晴らしい日々を送れていることを2024年のこの文を打っている私自身は願っており、その日へ向けて現在少しずつ、自分のペースで行動をしております。
202410182032


以上


fg

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(下記本編を私の「自己紹介」とす。)
〜第1幕〜


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…………
……



飛んだ。
飛んでしまった。
それは「簡単な事」。
そして私は重量を感じた。
落ちていく最中、私は今までで一番、
「生(せい)」
を実感した。

…その時、何故か少しだけ嬉しかった。
(私は本当に生きていたんだ!)

そう思ったのは一瞬。
全てシャボン玉のように弾けた。
60kg程度の何かが隕石が落下したような速さで、誰もが聞いたこともないような鈍い音が湯河崎の住宅街に響いた。

同時に多数の悲鳴や声が聞こえた。

「大変だ!人がビルから落ちてきたぞ!」
「救急車!救急車!!」


幸いなことに、人が落ちた周辺には誰も居なかったそうだ。


「簡単な事」。

…落下した数時間後。
【私は××××年3月7日にどうやら○くなってしまったようだ。(4んでしまったようだ。)】

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さくじつは飲み過ぎた。
チュウハイを飲み過ぎた。
私は平凡な社会人。
大学を卒業し、新卒で入社した会社に現在勤めている。
数年が経ち、任される業務も増え、残業も日々多くなってきている。仕事を任されるのはありがたいことか。

仕事は楽しい。
職場の雰囲気や環境は悪くは無い。

しかし、最近どうも私自身の身体がおかしい。


何かやる、何かアクションを起こす際、
必ず近くにアルコールがある。
飲むと心が落ち着く。動悸が治まる。

元々緊張しやすい私は、初めてアルコールを口にした時は緊張がスッと止まり感動したものだ。

今は朝だ。
会社へ行かねば。
仕事中はアルコールを唯一飲まない
(飲めない)。
仕事は割と好きな内容だ。
仕事の空気感は悪くはない。
これから仕事だ。

そして数時間後。
帰宅し同じことを繰り返す。
毎日同じコト。

アルコールのシャワーを浴びる。
喉の中間あたりの
乾いた部位にナイフのように突き刺さる、
「炭酸」。
最高だ。
最高の気分だ。

アルコールという睡眠導入剤を飲み、
無意識の内にベッドへ、眠りに入っていた。

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……………
…………
……

私は汽車に乗っている。
涙を流しながら汽車に乗っている。
次は湯河崎駅だ。


私は誰も居ない優先席の向かいの吊り革に掴まって
景色を眺めている。
2時間ほど前にウイスキイを飲んだ。
動悸もなく気分が良い。

2重になっているガラス越し広がるのは
美しい湯河崎湾。

吸い込まれそうになるくらいな
綺麗な浅葱色の海。

そんな素敵な景色がトンネルに入り
視界から消え
セピア色の画面となる。
反射して映るのは私自身だ。

伸び切った髪の毛。
酷い表情。

私のタトゥーが映った。
病気になってからは
私は色々なモノに縋った。
色んな人に助けてもらった。
タトゥーもその1つだが、タトゥーのお陰でなんとかここまで生きてこれたのは事実である。

酷い表情だ。
酷い表情だ。
酷い表情だ。
酷く疲れた。
酷く疲れた。
酷く疲れた。


(もう疲れた。もういいんじゃないか?)
反射した私自身を見て
そう思った。

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さくじつは完全に寝落ちしてしまった。
ベッドの横には飲みかけのチュウハイ。
(また仕事か…。今日もプロジェクト頑張らないと。私にしか出来ない仕事だしなぁ…。)

いつも通りにシャワーを浴び、寝汗を洗い流そうと思った。
その時、ふと違和感を覚えた。

(身体が非常に怠い?というか身体を動かしたくない気分だ。なんだコレ?は?は??)

初めビックリした。
確実に風邪ではない。
やる気(気力)が全く起きない。
昨日と同じことをやろうとすると、気持ちがついていかないようなイメージ。
何かをしたいのだが身体を動かせない。
焦る、焦る、焦る。
時間は刻々と過ぎていく。

何故かショックだった。

今は食欲も無い。
アルコールは飲みたい。
しかし仕事に行かなくては。
アルコールは飲めない。

なんとか無理矢理、這いつくばるように最低限の身支度を済ませ、電車に乗ることが出来た。

その時は突然キタ。
急に何故か切なくなるような、ホームシックになるような強いマイナスの気持ちに襲われ、涙が溢れてきた。
さくじつ、数十時間前はそんな事は無かった。

まるで意味が分からなかった。
涙が出る理由が分からず、余計に焦り、涙が止まらなくなる。

理由が分からない。
最近は仕事も順調だ。
新しい環境にもなり、ステップアップも出来そうだ。

しかし何故だ?
どうしてだ?
頭が真っ白になる。
鳥肌が、冷や汗が出てくる。
目がチカチカしてきた。
朝のため電車の電気は通常だ。
にも関わらず目が異常にチカチカする。
チカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカ。

これが夜であればLEDの照度で目がやられてしまう。

周りのスーツを着た大人や
制服を着た学生は
泣いていない。

何故、私だけ泣いているのか。
その時、何か異常だと感じた。
今朝も少し様子がおかしかった。
頭がグルグルしてきた。
乗り物酔いしているような
目が回るような感覚。


異常と思う中、
なんとか職場へ行き、初めてアルコールが欲しくなる。
手が震えて、痺れもキタ。

近くにある料理酒や
みりん風調味料の香り、
アルコール除菌スプレーの香りが堪らない。
これヲ舐めるとタノシク仕事が出来そうダ。

朝の異常は収まらない。
職場でも涙が出てきた。

上司に今朝の出来事を報告し、理由が全く分からなかったためその日は仕事を休み、風邪や目に見える外傷は無かったが、震えや動悸、漠然とした不安がドンドン酷くなり精神科となる病院へ行くこととなり、自宅近くの精神科へ電話。
奇跡的に当日に診察して頂けることとなった。


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……………
…………
……

私は汽車に乗っている。
涙を流しながら汽車に乗っている。
次は湯河崎駅だ。

頬からは
浅葱色の小さな海の塊が
粒となり
ポロポロと落ちてくる。


汽車の窓から星さんが見えた。
あの星さんはここから何億年先の光景なのだろう。
それに比べたら私は小さな存在だ。

『キミは居ても居なくても変わらないのではないか?』

星さんがそう言っているように思える。

確かにどの道、数十年後には寿命が来る。
あの星さんは数億年。
小さな存在の私。
今が辛いのならば
全てを終わらせて
また次の機会へ挑戦したい。
終わらせるのは非常に簡単だ。
人間はそこまで丈夫に出来ていない。

もしかしたら次回は星になれるかもしれない。
それに賭けよう。
なんだ。
そうか。
簡単な事じゃないか!

「簡単な事」。

だったんだ!
よし!

汽車の窓には再びタトゥーが映った。


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職場から帰り、病院へ向かう途中、
電車の窓に薄ら私が映る。

頬からは
浅葱色の涙が
ポロポロと落ちてくる。
今日は泣き過ぎて海が出来そうだ。

数時間後。病院へ入った。
私は何故今、精神科へいるのだろう。
まさか自分が精神科へ行くとは思わなかった。
Web問診を受け、イラスト(実がなった木)を描きなさいと言われた。


ただ描いた。
本当は描きたくなかった。
という描くのが面倒だった。
何もかも面倒くさくなった。
…生きるのも。
その時の記憶はイマイチ曖昧だ。


「fgさん。3番診察室へお入りください。」

呼ばれた。
私は言われた通りに診察室へ。

先生は「川久保」という人らしい。
そして初診は色々症状や現状を話すため、やや多めな時間で先生と対話する。
風邪の診察とは異なっていた。

今までの仕事の事。
職場の事。
仕事内容の事。
日々の事。
私なりに努力し、頑張っていたつもりだったこと。
今朝の異常、最近少し自身の様子がおかしい気がする事。


全て話した。
上司にも言っていなかったコト。
全てを吐露し、先生が温かい言葉をくれて、涙が止まらなかった。

「fgさんはよく頑張ったのですよ。少し休みましょう。」


20××年×月×日現在。
私は初めて「適応障害」と診断された。


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…………
……

私は汽車に乗っている。
涙を流しながら汽車に乗っている。
次は湯河崎駅だ。

やはりウイスキイが身体に入っている状態は
動悸が無く最高だ。
最高の気分だ。


次回は良い人生になることに賭け
私はある種
「覚悟」
を決める。

「簡単な事」。


誰でも簡単に出来る行為を行うべく湯河崎駅を目指す。


「まもなく湯河崎〜湯河崎〜。」

汽車アナウンスが流れた。


〜第1幕〜 終

〜第2幕〜 へ続く。
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