ourlyが社会課題に貢献できること
どうもourlyの髙橋新平と申します。
本内容は社内報に書いた内容を転載しております。
いつも活動をともにしてくださりありがとうございます。
最近、「サステナビリティ経営のジレンマ」という書籍を読みめちゃくちゃ感銘を受けました。
しかも我々ourlyがこれから支援をスタートする会社さんのことがたくさん書かれています。
ぜひみんなも読んでくれたら嬉しいです。
経済成長は是か?日本の人口増加は達成するべきか?
はい、いきなり難解なお題が出てきたなと思ったそこのあなた!!!!!
今日は内容が社会的なので難しいですが、じっくり頑張って読んでください。
ourlyにとって、ourlyで働くみんなにとって本当に大事なことなので!!!
日経新聞を有志で読み始めてはや1ヶ月程度が経ちました。
読んでいる人は気がつくと思うのですが、経済成長やGDPに関すること、人口増加に関する言及が多いことに気づくと思います。
これは日本が先進諸国の中でも成長できていない国であり、また人口も大幅に減少フェーズに入っていることから取り上げられることが多いです。
みんなに是非考えてほしいのは
経済成長は果たして正しいのか?必要なのか?
人口増加は本当に必要なのか?
これに対しては様々な見方がありますが、ぜひ自分の頭で考えてスタンスを取る(自分の意見を持つ)ことを大事にしてください。
GDPの増加(経済成長)と人口は密接な関係がある
これも諸説あるみたいなのですが、人口が増加すると経済規模が大きくなりますから、GDPは大きくなっていく傾向があります。
実際に下記のグラフを見ると分かりやすいと思います。
つまり経済成長をさせようと思ったら人口を増やさないといけない。
人口を維持するために必要な出生率が「2.1」とされていますが、日本の最新の出生率は「1.2」となっており維持どころか急激に人口が減っているフェーズに入っているということがわかると思います。
国が発展し先進国化すると出生率は下がる
これは、先進国のどこもかしこも課題として捉えているのですが、克服できている先進国はほぼありません。
先進国化すると女性の社会進出が後押しされたり高等教育の普及率が上がるなどして晩婚化、未婚化が進むためです。なので出生率をもちろん今は低すぎて急激に人口が減ってしまい公共のインフラなどを将来支えるだけの税収などが得られない可能性もあることから、改善する余地はありますが、先進国は人口減少していくというのはあると思います。
人口は果たして増やさないといけないのか?
人口が増えると経済成長するという話しは先ほどしたところですが。経済成長のために人口を増やすという行為は本当にしなければならないのでしょうか?
これを世界レベルで見てみると考え方は少し変わるかもしれません。
人間は毎年地球1.75個分の資源を消費している!
上記の図は地球が1年間に生み出す資源を人間が1年間の何日で食いつぶしてしまっているかを表す図です。
よく見ると分かるように現在8月に差し掛かるところで1年分の資源を使い果たしていることが分かります。
それ以降は債務超過状態。翌年以降、未来の世代や子どもたちの使うべき資源を前借りして消費していることになります。
現在の世界人口は80億人で2058年には100億人に
人口統計は最も正確性の高い統計と言われており、ほぼ外れることがありません。
その推計によると世界人口はまだまだ増え続けます。
主にアジアやアフリカなどの国々で人口が増えており、それは今後もトレンドとして変わることはありません。
さて、ここまででお気づきの方もいるかもしれませんが、冒頭の問いに戻りたいと思います。
経済成長は果たして正しいのか?必要なのか?
人口増加は本当に必要なのか?
今年の夏も死ぬほど暑かったですね、僕らが子どものころと比較しても圧倒的に夏の暑さが変わってきていることが分かります。
経済とか社会とか生活は地球が正常な状態でいることが前提で成り立っていますが、スケールが大きすぎてそこに気づきにくくあります。
でも一人の地球に生きる人間として、これからの未来を変えられるのは僕たちだけなので一人ひとりが学び、行動を起こすことが大事だと思っています。
日本社会で起きていること
日本では出生数が減少していますが、労働人口も減少フェーズに入っているため人手不足の倒産が相次いでいます。
特に2024年は過去最多ペースでの倒産が起きている。
実は僕はこの事象は日本にとってチャンス!!
だと思っています。
日本は労働者の流動性も諸外国と比較して低いレベルにあります。
(つまり生涯を通じてあまり転職しない、社会レベルで人が動かない)
労働者保護などの法規制も強く、高度経済成長時代につくられた終身雇用、年功序列などの文脈もあり、なかなか文化レベルで克服できていないのですが、魅力が無く人を集められない企業がちゃんと潰れて人が循環することは日本の経済においては良いことだと考えています。
僕らも何度も取材をさせていただいた入山先生に教えていただいたSWT理論とTMS理論だとゆるいつながりがあると情報が伝播しやすくなりイノベーションが起きやすくなると言われています。
日本社会全体で人材の流動性が高まると社会レベルでの情報伝播がしやすくなるので、日本社会でイノベーションが起きやすくなるのでは?と僕は考えています。
日本が生き残る道は生産性向上とイノベーション
人口が減っているフェーズにおいても日本が経済レベルを維持し、グローバルでのポジションを維持しようと思ったら一人あたりの生産性(GDP)を上げたり、イノベーションを起こすことで少ない人数でも経済レベルを維持、向上できるような取り組みが必要です。
僕らが提供しているカルチャーマネジメントは企業が競争力を高めたり、事業成長を起こせるような理想とする企業文化をともに創っていくサービスです。
そもそも、現在200社弱の会社が契約をしてくださっていますが、費用対効果の示しにくいこのプロダクトやサービスに投資をしてくれる時点で僕は良い会社なんじゃないかと思っています。
本当に合理だけで会社経営をしようと思ったらourlyなんていらないですから。
僕が作りたい世界、ourlyが担える世界は
カルチャーに投資するような真摯で従業員を大切にする会社、そういう会社が競争力をつけビジネスを成功させ更に雇用を増やす。そして健全な企業文化により事業成長と社会貢献とイノベーションを同時に起こせるようになる。
一方でカルチャーに投資しない会社、私利私欲でやっていて従業員の働きがいなんかには見向きもしないような会社は人を集められなくなり、生産性も高まらず、競争力を失い潰れていく。
(そして淘汰されたことにより雇用されていた人が開放されて、より良い会社に転職していく)
そんな世界観がourlyは作れるんじゃないかと、そういう可能性を強く感じています。
働きがいも低い、自殺者も多い、まずはそんな日本社会を前進させる、良くするためのサービスでありたい
もうどこかしこで議論されている話題なので、みんなも認識していると思いますが日本は先進諸国の中では働きがいがめちゃくちゃ低い国です。
下記のグラフを見れば分かる通り働く事に関する満足度や働きがいは常に低い状態。
もちろん働く人のメンタリティにも問題はあると思いますが、会社が理念を社員に伝え、ビジョンやパーパスを浸透させる。そして働きやすい環境をつくる。
そうなれたらもう少しこの状況は改善するのではないかと考えています。
また、日本は自殺率が世界でも高い方に属しており、生きにくいと感じている人が多い傾向はあると思います。働く環境がそうさせているとは一概には言えないですが、働く時間が幸福でエネルギーに満ちていたらもう少しこの数値は改善できるのではないかと感じています。
小さくても良いからリーダーシップを発揮しよう!
ふと日々の活動をしていると、いつも目にする五反田の景色があり、同じメンバーの顔を見ているという状況なので地球レベルの話しを意識することはほぼないと思います。
でも、地球環境がこのままのスピードで破壊されてしまったら
安全な水や食料が手に入らないかも知れない
朝飲む美味しいコーヒーは手に入らなくなるかも知れない
休暇で訪れる国内外の美しい自然は二度と見られなくなるかもしれない
などなど、僕らがいま当然と思っていることは二度と得られなくなる可能性はあるかもしれません。
一人ではできることは少ないですが、仲間とだからできること、企業としてできること、社会に貢献できること、地球に貢献できることはあると思います。
みんなが“自分さえ良ければ良い”という考えではいつか破綻します。
だからこそ、僕らourlyは目の前のお客さまとこういったテーマについて話し合い、企業にとっての理想のカルチャーとは?真に働きがいを高める企業文化とは?それをどう実現するか?に向き合う会社でいたいと思います。
カルチャー・マネジメントから、顧客の組織課題解決をしていく仲間を募集しています
最後までご覧いただきありがとうございました。ourlyに少しでも興味を持った方は、まずは人事とのカジュアル面談から。気軽にお話ししましょう!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?