Faye(フェイ)

いろいろなものを作る記録 :: まずは、ソウルの美術館を中心としたガイドブックをつくる

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いろいろなものを作る記録 :: まずは、ソウルの美術館を中心としたガイドブックをつくる

マガジン

  • ソウルのショップについて見たこと/考えたこと

    一時期(2018-19年頃)ソウルのフラグシップショップの面白さにはまっていました。その時に見て、調べて、書きためていた文章を中心に、2024 年現在の記事も入れられれば。

  • ソウル美術館ガイド(仮)ができるまでの道

    ある日、ソウル美術館ガイド(仮)を Kindle で出版しようと思い立ったわたしの、ガイド制作までのさまざまなメモ

最近の記事

  • 固定された記事

旅して、刺激受けて、その後どうする?―自己紹介に代えて

 旅をすると、感性が刺激される。  普段の生活圏とは違うところを歩いているだけで、そこに住んでいる人は何も感じないであろう、ありふれた風景の中にある色使いや佇まいを素敵だと思う。  言葉の通じない場所だとなおさらだ。  無意識の緊張感で感覚が鋭くなり、普段感じないことを感じ、思いつかないようなことを考える。  旅は感性を刺激する。だから、旅をすることが大好きだ。  でも今年の5月、ソウルの街を歩きながらふと思った。 「旅をして、感性を刺激されて、その後わたし、どうする

    • インスタリールで見かけた聖水、梨泰院、乙支路ファッションの特徴 現地ソウル女子は、こんなふうに街の雰囲気を捉えてるんだな~って面白かったので 聖水は観光客多すぎてよくわからないけど、梨泰院、乙支路はなるほど感ある https://www.instagram.com/p/C-PINOfS3LD/

      • 些細な日常が人生を作る:「記録する人」が作った文具ブランド OFFOFFONOFF(빵이문구)

        最初のポスト「旅して、刺激受けて、その後どうする?―自己紹介に代えて」でも書いたけど、 「人生の手綱を自分の手に戻すには」って、ここ数年のわたしのテーマのひとつ。 ……って聞くと、たいそう大仰なことをしなくちゃいけないように見えるけど、 実は、今までの仕事や生活をやめてまったく別のことをする、とか、人が驚くような方向転換をする、とか、たくさんの努力の末勝ち取る、みたいなドラマティックで大きなものではなく、 日常のほんの些細なこと、 取るに足らない、人から見たらくだらな

        • 昨日から、ホカンス?ステイケーション?で近場へ ガイドブックのテキスト執筆、note も書こう!

        • 固定された記事

        旅して、刺激受けて、その後どうする?―自己紹介に代えて

        • インスタリールで見かけた聖水、梨泰院、乙支路ファッションの特徴 現地ソウル女子は、こんなふうに街の雰囲気を捉えてるんだな~って面白かったので 聖水は観光客多すぎてよくわからないけど、梨泰院、乙支路はなるほど感ある https://www.instagram.com/p/C-PINOfS3LD/

        • 些細な日常が人生を作る:「記録する人」が作った文具ブランド OFFOFFONOFF(빵이문구)

        • 昨日から、ホカンス?ステイケーション?で近場へ ガイドブックのテキスト執筆、note も書こう!

        マガジン

        • ソウルのショップについて見たこと/考えたこと
          6本
        • ソウル美術館ガイド(仮)ができるまでの道
          7本

        記事

          ガイドブックのタイトルが決まった!!

          「エリア別ソウルの美術館13選」でも書いたとおり、ガイドブックのタイトルについて、ずいぶんと悩んでいた。 タイトルを「美術館ガイド」とすると、本としてとてもわかりやすいんだけど、そのタイトルから想像する内容とは少しずれていて、手に取った人(このタイトルで行くと、たぶん普段から美術館にもよく行くアート好きの人たち)ががっかりしてしまうんじゃないかな。 だいたい、市販されているガイドブックのようにたくさんのおすすめ(アート)スポットを網羅的に、専門的な知識をもって紹介できるわ

          ガイドブックのタイトルが決まった!!

          一昨日アップしたポスト「キーホルダー型のガイドブックを作りたい〜」が、「今日の注目記事」にピックアップされて嬉しい☺️ 読んで下さった方、ありがとうございます! ネットに文章をのっけるのは、本当に何年振りかで、書きたいことがたくさんある今がとても楽しい

          一昨日アップしたポスト「キーホルダー型のガイドブックを作りたい〜」が、「今日の注目記事」にピックアップされて嬉しい☺️ 読んで下さった方、ありがとうございます! ネットに文章をのっけるのは、本当に何年振りかで、書きたいことがたくさんある今がとても楽しい

          キーホルダー型のガイドブックを作りたい/韓国の大好きブランド OIMU について

          今回、ガイドブックは Kindle 出版する予定だけど、ゆくゆくは紙媒体でも出したいと思っている。というか、最初に思い浮かんだのは紙媒体の方。 紙媒体といっても、普通の書籍というより(それも作るのは面白いと思うけど)、個人的にこんなの欲しい!作りたいよ~と思っているのが、キーホルダー型のガイドブック。 キーホルダー型ミニ本との出会いそんなことを思ったきっかけは、 韓国の OIMU というデザインスタジオの「색이름(色の名前)352 미니(ミニ)」という、韓国語で表現された

          キーホルダー型のガイドブックを作りたい/韓国の大好きブランド OIMU について

          ソウル北村韓屋村にできる新しいアートスペースが面白そう

          ソウルの新しいアートスペース情報。 9月5日、北村韓屋村に Futura Seoul という大型アートスペースができるそうだ。(公式サイトはまだ準備中) 広さ 1,200 平方メートル、1 階 2 階が天上高 11 メートルの展示スペースで 3 階は屋上庭園だとか。 公開されている画像を見ると、自然光が入り、いるだけで気持ちのよさそうな空間。 オープニングは、2022-23 年にニューヨーク・MoMA で AI を利用したインスタレーション 'Unsupervised

          ソウル北村韓屋村にできる新しいアートスペースが面白そう

          旅の気づき その1:「体験した」という感覚は、「行動」ではなく「感情」が引き起こす

          「旅をして得た刺激は、受けっぱなしにするのではなくガイドブックにしてみよう!(暫定・ソウル美術館ガイドをつくろう)」 ということを心に決めて、改めて7月に行ってきた、今年4回目になるソウル旅 11 日間。 これを経て、気づいたことがふたつある。 ひとつは、 何度でも行きたくなる場所って、何か目に見える「行動」としての体験ができるところじゃなくて、特有の「感情」を受け取れるところだな ということ もうひとつは、 わたしが美術館に行くのが好きな理由って、「惜しみなく、

          旅の気づき その1:「体験した」という感覚は、「行動」ではなく「感情」が引き起こす

          GENTLE MONSTER Part 4: 彼らが売っているものは何か

          【これまでの記事】 GENTLE MONSTER Part 1: 「ラグジュアリーブランドの未来がある場所」 GENTLE MONSTER Part 2: 「商品が並ばないショップ」ができるまで GENTLE MONSTER Part 3: ブランドイメージを決めた前代未聞のプロジェクト  一見、アートギャラリーのような「1階に商品がないフラッグシップショップ」「定期的に展示コンセプトを大胆に変えるショップ」の先駆者である韓国のアイウェアブランド GENTLE MON

          GENTLE MONSTER Part 4: 彼らが売っているものは何か

          GENTLE MONSTER Part 3: ブランドイメージを決めた前代未聞のプロジェクト

          【これまでの記事】 GENTLE MONSTER Part 1: 「ラグジュアリーブランドの未来がある場所」 GENTLE MONSTER Part 2: 「商品が並ばないショップ」ができるまで  一見、アートギャラリーのような「1階に商品がないフラッグシップショップ」「定期的に展示コンセプトを大胆に変えるショップ」の先駆者である韓国のアイウェアブランド GENTLE MONSTER についての第三弾  今回は、今の彼らの独自性とブランド力を決定づけた前代未聞のプロジェク

          GENTLE MONSTER Part 3: ブランドイメージを決めた前代未聞のプロジェクト

          10 泊 11 日のソウル旅から帰国後早々、ちょっと体調崩したけど復活! 本格的にソウルの面白いところ&美術館ガイド(仮)制作記録再開します ソウル感古堂通りの PORTFOLIO 店内より

          10 泊 11 日のソウル旅から帰国後早々、ちょっと体調崩したけど復活! 本格的にソウルの面白いところ&美術館ガイド(仮)制作記録再開します ソウル感古堂通りの PORTFOLIO 店内より

          GENTLE MONSTER Part 2: 「商品が並ばないショップ」ができるまで

          【前記事】 GENTLE MONSTER Part 1: 「ラグジュアリーブランドの未来がある場所」  一見、アートギャラリーのような「1階に商品がないフラッグシップショップ」「定期的に展示コンセプトを大胆に変えるショップ」の先駆者である韓国のアイウェアブランド GENTLE MONSTER についての第二弾 今回は、なぜそのようなショップをつくるようになったか、その経緯について。 ※2019 年に書いた文章。文章内のデータ、戦略等は注釈がない限り、すべて執筆当時のもの

          GENTLE MONSTER Part 2: 「商品が並ばないショップ」ができるまで

          エリア別ソウルの美術館13選

           ソウルの好きなところのひとつとして、なんと表現していいのかわからないけれど、「芸術」と「エンタメ」の中間ぐらいの立ち位置で、インスピレーションを感じられるスポットが多いということが挙げられる。  昔むかしセゾングループが展開していた、パルコ等を中心とした消費活動と文化活動が並列にある、みたいなイメージ?  豊かなコレクションを持った正統派な美術館に比べると、少しくだけたテーマの展示をする美術館・アートスポットがある一方で、この note でも紹介している GENTLE

          エリア別ソウルの美術館13選

          旅する時の写真撮影:目の前に広がる世界を信頼するということ

          「このこと/この時/この人のことは忘れたくない」「いつまでも覚えていたい」と願う人間の心の切実さに、いつもときめく。  時間という概念がある世界に生きる、忘れてしまうことがデフォルトの生き物だからこそ、それに抗おうとするところに人間らしさ、人である意味を感じる。  それは、ずっとずっとずっと昔から、たぶんヒトが人になった時からあった感情じゃないだろうか。  ん?たいそうな書き出しになってしまったけど、旅する時の写真撮影について心がけようと思っていることのメモ  旅にはい

          旅する時の写真撮影:目の前に広がる世界を信頼するということ

          GENTLE MONSTER Part 1: 「ラグジュアリーブランドの未来がある場所」

          note 開設記念 2019年頃、書きっぱなしで公開していなかった文章アップ! まずは、今年3月東京にもいよいよフラッグシップショップがオープンした韓国のアイウェアブランド GENTLE MONSTER について。 はじめに ※2024 年 7 月執筆 2018-9年頃、ソウルのあちこちにあった「1階に商品がない、まるでアートギャラリーみたいなフラッグシップショップ」を展開するブランドに関心を持っていた。  その先駆者かつ、今でも代表格なのが GENTLE MONSTE

          GENTLE MONSTER Part 1: 「ラグジュアリーブランドの未来がある場所」