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キーホルダー型のガイドブックを作りたい/韓国の大好きブランド OIMU について
【ソウル美術館ガイド(仮)ができるまでの道 04】
ある日、ソウル美術館ガイド(仮)をKindleで出版しようと思い立ったわたしの、ガイド制作までのさまざまなメモ
※経緯はこちら
◆ 旅して、刺激受けて、その後どうする?―自己紹介に代えて
◆ 「ソウル美術館ガイド(仮)ができるまでの道」まとめマガジン
今回、ガイドブックは Kindle 出版する予定だけど、ゆくゆくは紙媒体でも出したいと思っている。というか、最初に思い浮かんだのは紙媒体の方。
紙媒体といっても、普通の書籍というより(それも作るのは面白いと思うけど)、個人的にこんなの欲しい!作りたいよ~と思っているのが、キーホルダー型のガイドブック。
キーホルダー型ミニ本との出会い
そんなことを思ったきっかけは、
韓国の OIMU というデザインスタジオの「색이름(色の名前)352 미니(ミニ)」という、韓国語で表現された色 352 色を集めた、キーホルダー型ミニ本と巡り合ったから。
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普通の書籍サイズ ver.(内容はこちらの方がより充実している)もあるけど、圧倒的にわたしはこちらのキーホルダー型に惹かれてしまい…
今年の 3 月、ソウル・聖水にある OIMU 直営店店頭で即お買い上げ。
キーホルダーじゃらじゃらバッグかわいい
で、
バッグにじゃらじゃらキーホルダーつけるの、また流行ってませんか?
2024 S/S のバレンシアガの新作バッグはチャームじゃらじゃらバージョンが出ていたし、kemio 君もやってた。
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Women's Rodeo Large Handbag Used Effect With Charms in Black
カバンにキーホルダー付けるのハマってるんだけど結構キーホルダーの方が重くなってきたあ pic.twitter.com/lvdNYhaPMp
— kemio (@mmkemio) March 19, 2024
かわいいよね、デコ。
わたしは本来は、スマホケースすらつけたくないシンプル人間だけど、この可愛さはわかるし、やってみたい気持ちもある。
「デコ」ブームに関しては、今回面白いお店に行ったので、また別ポストで書きたいんだけど、今はそれは置いといて。。
そんな空気感がいつまで続くのかはわからないけれど、
バッグにちょこっと付けられる
すごく可愛いミニブック型のキーホルダーになってるガイドブック
って、いいなあって思ったの。
広がる「キーホルダー型ガイドブック」への妄想
まず、旅の必須項目である持ち運びに便利。
お店のデータとか内容等、文字情報部分はQRコードを載せてサイトに飛んでもらえば、小さい文字を読まなくちゃいけない、といった不便もないし、旅先、駅や歩いてる時とかでもまあまあスマートに見たい情報にアクセスできると思う
ミニブックの中身はあくまで写真中心。パラパラ見て楽しいもの。
わたしは街にあふれる色が好きなので、好きな色の写真をいっぱいのっけたいかも~
(10 年以上前に出版された 'Paris in Color' みたいなイメージで)
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あと、エリアごととかに分冊にして、今日は漢南と東大門の方に行くから、2つつけていこう、とかもかわいいーー
全部そろえてボックスの中にあるのもかわいいーーーー
…などと、「色の名前」ミニブックを見ながら、妄想がたくましく育ったわけです。
実現可能性とかいいの、言うのはタダだから(笑)
とはいえ、まずは基礎となる本をちゃんと作ってみよう、コストの負担とかがない Kindle で。
と思ったので、まずはそこからやってみているところ。
でも、頭に浮かんだいつかやってみたいこと具現化の第一歩として、書き残しておこうと思った次第。
大好きブランド OIMU について
ちなみに、OIMU は数ある韓国のライフスタイル/ステーショナリーブランドの中でも、個人的に特にお気に入りのひとつ。
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こちらもお買い上げ
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聖水の LCDC SEOUL に直営店が入っているけれど、セレクトショップにもお香やマッチはおいてあることが多い。
品のいいパステルと繊細なデザインが本当に好みで、お店に入ると「あ~かわいい~~~」しか言えなくなる。
でも、OIMU のサイトを見てみると、
私たちはデザインが過去の価値と現在をつなぐ橋の役割を担うと信じています。
OIMUプロジェクトは、忘れられた文化的価値を再解釈します。
とあり、
たとえば画像で紹介したマッチは、
1950年代から生産されていたものの、マッチ産業衰退により 2010 年に生産中止になった八角形マッチを「生活の中の美しいアイテム」として蘇らせるプロジェクトとして作られていたり(参照)
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「色の名前」本は、「色」は日常に豊かにあふれているにも関わらず、「色の名前」は、普段とても数少ない種類(しかも、外来語も多い)しか使われていないことを発端に、
韓国語固有の色の名前 352 色を紹介することで、「私たちが共に共感し、共有できる色で、私たちの人生が満たされること」を目的として作られていたり(参照)
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こちらは書籍版
ひとつひとつの商品が、彼らの「大事にしているもの」から生まれていることがわかる。
前述したとおり、ソウルの雑貨系セレクトショップに行くと、お香やマッチはおいてあることが多いけれど、ぜひ直営店に行っていろいろな商品を見ることがおすすめ。
レシートすらかわいいし、LCDC SEOUL に入っているお店は他も素敵なところが多いので。
※今、検索していたら、詳しくわかりやすく紹介されている記事を発見↓
OIMU について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
デザインを通じて、古いものに新たな価値を生み出す--現代において、マッチ棒でさえも人気者に変えてしまうブランドOIMU