さつまいも(いずみ13号・安納芋・金時芋)収穫が終わりました 只今熟成中
久しぶりの記事になってしまいました。
noteの記事をお休みしている間も、畑の野菜達は日夜がんばってくれておりまして、今回、無事さつまいも収穫が完了いたしました。
ファットリア神楽で作っているサツマイモはこちらの3品種。
・安納芋
・金時芋
・いずみ13号
上の2つはご存じのかたも多いとは思いますが、3つ目のいずみ13号を知っている人はそんなに多くはないと思います。
いずみ13号は、茨城県農業試験場の泉正六さんが昭和13年に育成されたという干し芋用のさつまいもです。
いずみ13号は、味は格別だったものの、収穫量が安定しないため、昭和35年に登場した玉豊という豊産性の品種におされ、徐々にシェアを減らしていったということです。
なぜ、ファットリア神楽でこのいずみ13号を作るようになったかというと、私が大の干し芋好きで、人気の安納芋や紅はるかでも干し芋を作ってみたのですが、なぜか子供のころに食べた、あの濃厚な干し芋の味には程遠い。
そして、ついにたどり着いたのが、いずみ13号でした。
きっと、僕が子供のころはまだ、いずみ13号の干し芋も普通に手に入ったのだと思います。あのキャラメルのようにねちっとした食感。
ストーブの上であぶって、柔らかくなったのを食べるもまたおいしい。
歯の裏や隙間に容赦なく入り込み、ねちねちになるけどやっぱりおいしい。
いずみ13号は古い品種のため収穫量も少なく、作りやすくて人気のある紅はるかを作ったほうが断然、楽なんですけどね。
あの時の味をもう一度! ということで、作り始めることにしました。
ただ、毎年、収穫した芋をもとに翌年の苗を育てるんだけど、とにかく収穫量が少ない。ときには、1本の苗から1本しかとれないとか、それって農家としてどうなんよ?っていうレベル。
でも、5年ほど続けているうちにやっと、今年は表紙の写真のようにしっかり収穫ができました!
これがこの先も続くのか、今年限りのラッキーだったのか、わからないけど、とにかく今年はこれから1~2か月の熟成期間をおいて、出荷させていただきます。
出荷の際には、こちらのnoteで告知させていただきます。
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