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小説の才なき自堕落男

書き物をしていたが
筆が進まず
深夜、
寝ようかしら?
もう少し粘ろうかしら?
と迷った挙句に
散文詩

「いやぁなに、
  明日には書けるさ」
あっけらかんと
言葉遊びを始める
眠いなら
早く眠ればよいものを
遊び呆ける自堕落男

小説執筆の才はなし
小説耽溺の才もなし
書店員にはあるまじき
自堕落男の所業なり

いつからか
読めなくなった
小説が
何故読めなくなったか
わかってはいる

現実が
作り話を凌駕して
度々読もうと
試みるも
入らぬ入らぬ、
入らぬ入らぬ!

エッセイや
学術書ばかりを
読み耽る
自堕落男が
書店員とは

小説の
才なき自堕落男とは
活字離れの
できない男!

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