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26. 食べ物はやる気に関係あり(13)
体の収支決算
心がすっきりしない、やる気が出ない、先延ばしをしている。そういうときは、体の中に溜まった負のエネルギーが排出できていないのかもしれません。風呂にも入った、歯も磨いた、掃除もした、運動もした、感動の涙も流した、でもまだやる気が出ない。
そういうときは、食事を見直しましょう。
人間は、食べたものと住環境、五感と直感、感情と思考、言動、波長で成り立っていて、
他人と出来事からの影響を受けます。
陰陽と収支のバランスが崩れると、エネルギーが動かなくなります。
生命があるのは呼吸が続くからで、呼吸が続くのは、必要な量の酸素を吸って、不要な二酸化炭素を出しているからです。もし、吸った空気が肺にたまったままであれば、新しい空気を吸うことはできません。同様に、食べたもののかすがきちんと出せないと、不要なものが体内に滞っていて、正しい循環が起きません。
食事
不要な食べかすを体外に出すには、毎日の食事に、繊維、発酵食品、乳酸菌が必要です。
繊維は玄米、芋、豆、野菜、果物、きのこ、海藻(わかめなど)からとれます。野菜とは、乾燥ねぎのような少量ではなく、赤、緑、青など色が濃い野菜(ピーマン、人参、ほうれん草など)と薄い色の野菜(きゅうり、キャベツ、大根など)をたっぷり。豆とは、大豆、えんどう豆、豆腐、納豆、みそ、しょうゆ、きなこ、豆乳、もやし、煮豆など。
発酵食品は、納豆、みそ、しょうゆ、鰹節、ぬか漬け、塩辛、ヨーグルト、チーズなどです。
乳酸菌は、みそ、しょうゆ、発酵酢、ぬか漬け、納豆、チーズ、ヨーグルト、ヤクルトなど。
つまり、野菜、納豆、みそ、しょうゆ、豆腐、ぬか漬け、ヨーグルト、チーズなどから
必要な量を摂っているかが大事ということです。
注意してほしいのは、塩分を摂りすぎると、体内の水分が塩を薄めようとするため、水分が体外に出て行かなくなります。
塩分は、みそ、しょうゆ、漬物、チーズ、パン、ラーメン、塩辛、ケチャップ、ドレッシングなど、ありとあらゆる食品に入っています。塩がないのは、野菜や米、豆など、加工していない生の食べ物です。
つまり、塩分を控えるためには、主食は麺類やパンではなく、ごはんということになります。
カップラーメンから棒ラーメンへ
あなたがカップラーメンをよく食べているとします。乾燥ネギが小指の先ほどあっても、野菜は全然足りていません。
でも、袋ラーメンあるいは棒ラーメンに切り替えれば、片手に乗るくらいの野菜を入れることは可能ですよね。
袋ラーメンは油で揚げてあるので、酸化した油や添加物などを除去するためには、
ゆで汁を捨てると健康的です。
鍋を2つ用意して、1つ目の鍋で麺をゆでてそのゆで汁を捨てます。同時に、2つ目の鍋で新しいお湯を沸かしながら野菜を入れておけば、待ち時間なく食べることができます。棒ラーメンは揚げ麺ではないので、さらに健康的です。
パンからご飯へ
パンは、重さが一番軽い主食なので、同じ重さのごはんをパンで摂取すると、ものすごいカロリーになります。さらには、どんなパンにも必ず塩と油分が入っているため、食欲を増進し、食べ過ぎる結果となります。
もちろん、パンはチーズやヨーグルトやサラダとよく合うので、朝食にパンならば問題ないと思います。
昼と夜の食事を、ほぼご飯を主食とすれば、みそ汁、冷ややっこ、漬物、納豆、のり、煮物、魚、和食、しょうゆなどとよく合います。
ごはんには、水分が多く含まれているため腹持ちがよく、
パンやラーメンよりも、豆製品や海藻を多く組み合わせて摂ることが簡単にできます。
アイス/ケーキ/チョコ
→ ヨーグルト/あんこ/果物/芋
おやつとして、アイス、ケーキ、菓子パン、チョコレート、チップスを食べていませんか。これらは、食べ始めると一袋食べてしまうまで止まらないし、依存してしまいがちです。
さらに、食べたくなるのは夜が多く、カロリー、糖分、塩分、酸化油や添加物を考えると、相当なものです。
これらを寝る前に食べることで、不眠症になったり、睡眠の質が下がり、消化がうまくいかないまま朝を迎えます。また、これらで満腹になることで、必要な繊維や発酵食品や野菜が、その日食べられなくなります。
それに対して、毎晩みかんやふかし芋を爆食いした、砂糖なしヨーグルトを500g一挙に食べることがストレス発散、などということはあまり聞きませんよね。これは、刺激性や依存性が少ないからだと思います。
毎日おやつを食べたい人は、和菓子に切り替えてみませんか。
チップス → 干し芋、大学芋、芋けんぴ
菓子パン → あんパン、饅頭、大福、みたらし団子、きなこ餅、おはぎ
チョコ → 甘納豆
ケーキ → ようかん、水ようかん、ゼリー、ぜんざい
クッキー → せんべい、あられ
コーラ → ヤクルト、ヨーグルト、ファイバードリンク
駄菓子 → ポン菓子(ふくらませた米)
今日の宿題 DAY13
自分のレベルに合ったものを選んでください。徐々に段階を上げていけば、きちんと食べ、きちんと出すことができるようになります。たまにはジャンクフードを食べても結構なので、少しずつ手料理の割合を増やしていきましょう。
1.もし、家で全く料理ができない状況なら、
ファーストフードやカップラーメンではなく、定食か弁当を食べましょう。
ごはん、みそ汁、つけもの、煮物、納豆、豆腐、海藻、きのこ、生野菜、魚、切ったりんごなどのなかから、いくつか含んでいるものがお勧めです。
2.米が炊けるなら、
ご飯を多めに炊いて、ラップに小分けして冷凍しておいてください。
納豆、豆腐、乾燥わかめ、味噌、しょうゆ、ヨーグルト、きゅうり、ほうれん草、ジャムなど、
調理なしで食べられる健康的なものが便利です。
これらは、調理せずに食べることができます。
豆腐は、スライスしたキュウリやほうれん草を添えて、しょうゆをかけて冷ややっことして、
納豆はごはんにかけて、
ヨーグルトはジャムをつけて、
さらに、みそ汁が作れるのなら、
だし、豆腐、わかめ、ほうれん草、味噌を入れて、腹持ちの良い一品になります。
3.料理が苦手でも、まな板と包丁と鍋があるなら、経済的で健康的です。
お勧めは、カレーです。カレーは、肉、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎだけだと思っていませんか。
どんな野菜でもカレーに入れることができます。
いろんな種類の野菜を簡単に摂取できるし、古くなりつつある野菜の一掃処分ができます。
余っている野菜をいくつか入れてみましょう。
根野菜(じゃが芋、サツマイモ、人参、大根、ごぼうなど)
葉茎菜類(キャベツ、白菜、ほうれん草、玉ねぎ、セロリ、アスパラガス、カリフラワー、ブロッコリー、にら、ねぎ、ニンニクなど )
果菜類(なす、トマト、ピーマン、カボチャ、コーン、グリーンピースなど)
香辛野菜(しょうがなど)
きのこ類(しめじ、エリンギ、マッシュルームなど)
カレールーを入れてしまえば、小さく切った野菜はみな、カレーの味に隠れてしまいますので、野菜嫌いな人はカレーに入れてしまえばいいでしょう。
4.さらに、普通に料理ができる状況なら、さらに健康的に節約できます。
フライパン一つで簡単にできるメインのレパートリーを増やし、
夕食はごはん、みそ汁、メイン、つけものを基本にする。
ぬか漬けなど面倒なものでなくていいから、きゅうりを塩でもんで浅漬けにしたものを自分で作る。
豆を一晩漬けて柔らかくして鍋で煮て、その豆にしょうゆ、発酵酢、オリーブオイルを入れて煮豆の作り置きをする。
白米だけではなく、玄米や雑穀を混ぜてご飯を炊く。
あんこは小豆を煮て、砂糖を控えめにする。
白いパンしか店で手に入らないなら、ライ麦などを入れた健康的なパンを焼く。
追記
これは、私のブログからの転載です。
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