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自己啓発本はなぜ売れるのか?

「朝早起きして自己研鑽に努めよう」
「主体的に生きよう」
「目的を明らかにして行動しよう」

上記のような感じで、
人生において大切にしたほうが良いことは
たくさんありますよね。

そんなこと、
言われんでもわかっとるわ!
できたら苦労しないんじゃい!

と、言いたくなります。

そして、
世の中の自己啓発本に書かれている内容は、

「7つの習慣」のような
THE・自己啓発!という本に書かれている内容と
被っている部分は多々あるはず。

でも、
未だに自己啓発本は売れてます。

なぜでしょうか?

・・・・

・・・・

結論、著者独自の「切り口」で書かれているから。

です。

切り口というのは、
いわば「世界をどう切り取るのか?」ということ。


同じプロのカメラマンでも、

Aさんが撮る富士山と
Bさんが撮る富士山では、

まったく違う印象になるはず。

それが「切り口」の違い。


で、これは自己啓発本も同じ。

大事な要素なんて分かりきっているんだけど、
それを著者が「どう切り取るのか?」

「価値が宿る」わけですね。

Aさんが撮る富士山には感情が動くけど、
Bさんが撮る富士山には感情が動かない。

という事態は容易に想像できます。

人それぞれ感じ方が違うのだから、
それも当然。

それと同じように、
別にどこかで聞いたことある話をしてもいいわけです。

富士山を撮ってもいいんです。

みんなが求めているのは

「あなたが切り取った世界を教えてよ」

なので。

そして、あなたが切り取った世界に感情が動いた人は
勝手に寄ってくるし、

感情が動かなかった人は、そのままスルーで終了。

それでOKです。


例えば、継続が大事だ!と、そのまま叫んでも
だれも聞いてくれないけど、

1000日間、日記と瞑想を続けたら
明らかに集中力・思考力・言語化能力が高まって
文章がスラスラ書けるようになったんだよね。

正直本当に効果あるのかな?って舐めてたけど、
継続の威力を思い知った・・。

・・・みたいな話だとしたら、
ちょっと興味湧きますよね。

仮に別に自分が経験してなくても、

・継続で偉業を成し遂げた有名人、
・継続でチート能力を手に入れたアニメキャラ

みたいな、
自分以外の実績者のストーリーを借りることも
全然OKです。

これも一種の「切り口」なので。


まとめると、

ありきたりなテーマでも、
著者独自の「切り口」に価値が宿る。

だからこそ、
手を変え品を変え、
自己啓発本がドンドン売れるということ。


他にも「言ってることが入ってこない」とか、
シンプルに発信者のことが尊敬できない。

といった感じで、
インプットするにも、
「合う・合わない」というのは必ずあります。

あなたが発信者側だとして、

発信するテーマはありきたりでもいいんですが、
「自分が切り取った世界を発信する」
という意識を持つことで、

一気に「あなた独自のコンテンツ」へと
昇華させることができます。

ぜひ、日常を「あなたの切り口」で切り取り、
発信してみてください。

きっと楽しいです。

ではでは。

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