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【今週の週末ワインごはん】#18 憧れのうすいえんどう×大好きラム肉でお誕生日!仔羊と豆の白ワイン煮込卵とじ、パインカプレーゼ、ピーナツバターのキャロットラペなど
週半ばに夫の誕生日があったので、週末はお祝いごはん。ワインは最近届いたこちらに。
カーブドッチの赤はツヴァイゲルトレーベも大好きだが、こだわって作られるサブルも毎年とても美味しい。
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お祝いごはんをつくる際、「何が食べたい?」と夫に尋ねるとまず例外なく「羊」と答える。故にここ十五年ほど毎年ラムラックを焼いて来たが、今年はすこし事情が違った。今年初めにひどく胃腸を壊して以来私がジビエや脂の多い肉をあまり食べられなくなったので、今回は塊肉ではなく、脂肪が少なく柔らかなテンダーロインを使って大好きなひと皿を。
◆仔羊とえんどう豆の白ワイン煮込み卵とじ
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焼き付けて肉汁を閉じ込めたラム肉と、じっくり炒めて野菜の旨味を凝縮させたソフリット(本来玉ねぎ・にんじん・セロリだが、私はセロリが苦手でキャベツや大根で代用)を白ワインで煮、えんどう豆を加えて卵とチーズでとじるこの料理はイタリアの復活祭(パスクワ)のご馳走。
いかにも春らしい優しい色合いと口当たりが気に入り、何度かつくっている。今回最も美味しくできたのはグラスフェッドのラム肉と新豆のおかげ。
パスクワからはひと月ほど遅れるが、日本で新豆が出始めるのは今の時期。あながち時期外れでもないだろう。使ったのは「うすいえんどう豆」。首都圏のスーパーでは見ないので、前々から食べてみたくて取り寄せてみた。
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より若い状態で収穫されるグリンピースよりほくほくとし、粒も大きく食べでがあって美味しい。グリンピースのような青っぽさもないので用途が広そう。何故東日本ではグリンピース、西日本ではうすいえんどうと販路が分かれているのだろう?どちらも好きなので、ぜひ両方売って欲しい。
ラムラックを焼かなかった分、もうちょっと羊っぽさを加えたくて羊の生ハムを用意した。これを使った冷菜には何が合うかな…と考えつつスーパーへ行き、目についたのはトロピカルフルーツの盛り合わせ。
◆パイナップルのカプレーゼ、羊の生ハムとフルーツ盛り合わせ
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果物を使ったカプレーゼは夏によく食べる。パイナップルは初めて使ったけれど、期待以上に美味しい!おすすめです。
生ハムで巻いたのはオレンジ。合わないことはないけれど、羊の味に負ける感じもするので、バナナや洋梨、いちじく、まくわうり等の方がよかったかも。
煮込みがこってりしているので、あとは野菜料理をいくつか。
にんじんをいつものロシア風サラダやラペとは少し違った感じにしたくて、ピーナツバターでドレッシングをつくってみた。香ばしさが思った以上ににんじんを引き立たせる。レーズンとくこの実も良いアクセント。
◆ピーナツバタードレッシングのキャロットラペ
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ドレッシングは無糖のピーナツバターを酢で好みの濃さにのばし、微量の塩と砂糖を加え、引き締めに醤油を数滴。
これをごく細いせん切りにして塩少々を振り、ややしんなりさせたにんじん、甘酒少々につけて戻したレーズンとくこの実と混ぜたが、甘酒の甘さが少々出過ぎた印象。ドライフルーツはドレッシング用の酢で戻すのが多分正解。
ピーナツバタードレッシングはレタスにも合いそうだし、何かと使えそう。芽キャベツやさつまいも等とも合わせてみたい。
メイン以外も夫の好きな食材を揃えたくて、茄子と蛸を使った。
◆茄子のオレガノ炒め
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イタリア全土~地中海一帯でつくられる茄子炒め。今回はこちらの作り方を参考に、茄子の皮はむかずにこんがりじっくり炒めた。茄子とオレガノの相性は抜群だし、にんにく、塩漬けケイパー、赤唐辛子の組み合わせも茄子をより美味しくしてくれる。
◆茹で蛸とじゃがいものサラダ(オリーブとゴーヤ入り)
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柔らかく茹でた蛸とじゃがいもを取り合わせ、ビネガーとたっぷりのイタリアンパセリ、オイルでまとめる南イタリアのマリネ風サラダ。
今回はオリーブと、食感を加えたくてさっと湯通ししたゴーヤも入れてみたが、ゴーヤがなかなか良かった。シャリシャリとした食感も良いし、意外にもビネガーの味をよく吸って美味しくなる。次からレギュラー入りかも。
ケーキは午後に夫と買いに行った。これも夫リクエストの「浜志”まん(はまじまん)」の名物ミニボストンクリームパイと、レモンロールとショートケーキ。ミニボストンはひとり1個ずつ、更に食べたいケーキを1つずつ選んでシェアするのがお決まり。
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ここのケーキはどれを食べても美味しいので、いろんな種類を食べたいのに結局いつも似たような選択になってしまう。夫はいつかフルサイズのボストンクリームパイをホールで買ってスプーンで食べたいそう。気持ちはわかる。
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夫は今年50歳になった。大変おめでたい。
思えば四半世紀ほど一緒にいる訳で、その間もちろんいろいろなことがあったが、何より目立った病もなく健康でいてくれるのが私には一番心強く、ありがたいなと思う。
これからも健康第一で、なるべく無理せず元気でいて欲しい。私は美味しいものを見つけたりつくって一緒に食べたりするぐらいしかできないが、仲良く歳をとっていきたい。