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チームファミーリエ・メンバー`s note

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「チームファミーリエ」のメンバーによるnoteマガジンです。弊社は各専門分野を持ったスペシャリストによって構成され、互いのスキルを補完し合いチームで事業を行っています。
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記事一覧

ミーハー再び。

最近の私はミーハーである。ミーハーという言葉自体が今でも使われている言葉なのか少々心配なのだがこれ以外にしっくり言葉がないので使わせていただく。 仕事で知り合う人が増え年齢も上がり、あちこちで「あ、近藤さん」と言われるようになった頃から好奇心に任せて何かをすることが減っていた。休みの日はなるたけ知った人に出会わないようにしたいと思って遠出の回数が増えたりして。なるべく人混みを避け、ひっそりした私生活を心掛けていたのである。 ところが段々と社会が元に戻ろうとしていく中で演奏

舞台袖のオーケストラ

もう初夏に近いけれど、今年は朝晩もまだ寒いし、晴れている昼間でも少々ピリッとした冷たさが残る。  そんな寒さの上に激しい雨が降った翌日、ジュニアオーケストラが町の芸術祭の参加した。まだどんよりしていて出かける気分にはなかなかならない天気の日。こうなると気になるのがお客様がどのくらいいらっしゃるか、ということである。舞台の袖のカーテンの隙間から客席を除いてどのくらい座っていらっしゃるかを見る時はもっと入るかな、という心配半分、こんなに来てくださっている、という嬉しさ半分である

楽しくてクセになる

 またもや勝手に長期休業に入っていた。  言い訳をさせていただくと、3月の末にジュニアオーケストラのコンサートがあってその準備にてんやわんやだったのである。  子どものオーケストラだと侮ることなかれ。演奏者や司会の地元高校の放送部の面々まで加えると総勢100人近くの大所帯。遠くは香川県に北海道と群馬県、近くは地元高校の吹奏楽部や市民吹奏楽団の団員、松山からのエキストラなど。まあ本当に皆さんよく集まってくださった!と私は満面の笑みでスタッフと共に走っていたのである。 とこう

March comes...

3月は嵐の季節である。イギリスの諺では3月はライオンのようにやってきて子羊のように去る、のである。 (March comes in like a lion, and goes out like a lamb. ) 我が家の諺では3月のコンサートはライオンのようにやってきて次のライオンと入れ替わる、である。 私の携帯電話の使用時間はそれほど多くない。LINEもそれほど活用していないし、何かと小さいこの魔法の機械は老眼の身にはちときつい。ゆえに今だに家に置き去りのことも多く、子

思いもせず

梅があちこちで咲いている。ファミーリエの週末ブログを受け持つようになったのは2016年3月1日からである。もうすぐ7年になるらしい。最近は色々な理由をつけて不定期週末ブログになっているのだがよく続いているものだなあと思う。 今の私は7年前には想像していなかったような生活をしている。ここまで音楽にハマった生活をすることになろうとはお釈迦様でも思うめえ、といったところである。演奏会だ練習だと車に楽器と家族を乗せてどこまでも行くなんて誰が想像しただろうか。 当時は子どもの高校受

シナモンロール

私はクーポン券やeチケット、といったものが少し苦手で使うとき、いつもあたふたしてしまう。 お店に預かってもらっていたり、携帯電話を出して一緒に見てもらったらしながらモタモタと使うのだが、そのうち面倒になってしまった。 馴染みの店へ行く時はいいのだが、そうではないところでクーポンありますか?と聞かれてもありませんと答えるかまた今度、と答えるかしてしまう。本当に億劫なのだ。 でも、塵も積もれば山となる。こういうことを億劫に思っていると老けるわ、と思い直した。忘れていたが、今

炬燵(こたつ)カオス

新しい一年になって二週間。遅ればせながら今年もファミーリエをよろしくお願いいたします。 世のお洒落人はどんなふうにして家の美しさをキープしているのだろうか。私はものが出しっぱなしになっているのが好きではないタチなので一人でいると家の中がそんなに散らかることはない。 けれども家族が学校や職場から帰ってくるとあっという間に我が家はカオスになる。特に大晦日に実家から借りてきて正月が明けたら返すはずだったこたつは子ども達の懇願により、そのまま我が家にある。今も隣の部屋では夫が軟体

一期一会が身に染みる

 毎年結婚記念日あたりに家族写真を撮ってもらっている。結婚した翌年からなのでもう20年以上になるだろうか。昭和の風情が残る写真屋で撮ってくれる写真は全く普通の家族写真である。子どもたちの背がどのくらい伸びたのかがよく分かるようにほとんどの写真は4人で立っている。  今年は結婚記念日あたりが忙しく、先延ばしにしていた撮影だったのだが、先日スーパーで会ったご亭主の息子さんから今月いっぱいで店を閉めることになったのでもう写真の受付ができないんです、と聞いた。びっくりしたのと忙しさ

おできにはじまりおできにおわる

冬である。師走である。多少調子が悪いところがあっても病院へ行くのをつい先延ばしにするのが大人というものである。私だけかもしれないが。 先日おできができた。痛いのだが、足の付け根にできたものだから自分でちょっと見えにくい。とはいえもう一度言うが、足の付け根なものだから夫や娘に見てもらうのも恥ずかしくなんとも具合が悪い。そのうち治るかもしれないと期待していたのだが悪くなる一方である。さてどうしたものかと思った時、まず最初に使うのは世の流れだなあと思うのだがインターネットである。

よもやよもやまたもやよもや

今年もまたもや、である。 結婚記念日をきれいに忘れていた。少し前に「いい夫婦の日ですね」とテレビで言っていたのを聞いた時はもうすぐだな、と思って覚えていたのだがその後は全く気が付かずであった。夕方、夫に言われておおそうだった、と思ったものの今日の日付も間違って認識しており、バツが悪いことといったらなかった。 お祝いなどなんの用意もしていない上に疲れ気味だった私はちょうどよかったとばかりに今日の弦楽レッスンの後、デパートの地下で購入したお惣菜とモロゾフの量り売りのクッキーを夕

ボードゲーム

子どもたちが思春期に入ってからというもの、彼らのどちらかが嵐になればどちらかが凪になり親に優しくしてくれる、というようなことがよくある。時には更年期の夫と私も同じでどちらかがなんとなく調子が出なかったりするとどちらかが元気になってみたりして家庭が暗黒の世界になるのを防いでいる。 最近機嫌のいい息子がボードゲームをしようと数日前から言い出した。どこ行ったけな、と探して2日後、思いもかけないところから見つかっていざ対戦とあいなった。が、昔はあんなによく遊んでいたのにいい手を思い

Go Go 外国

ある公立高校で授業をすることになった。将来外国語を使う仕事か国際的に活躍する仕事?に就きたい高校一年生に話をして欲しいという旧友からの依頼だった。 若い頃、一年弱アメリカの小学校で日本語や日本文化を教えていたぐらいでこれまで世界を股にかけるような仕事はしたことがない。その私でいいのか、人違いじゃないのか、と自分の職歴を示して確認した。すると「あら、そんな経歴だとは知らなかったわ。だったらなおさら面白いんでお願いします」と言うではないか。「いいんだな、本当にいいんだな、」と言

小言

私の息子はただいま中学3年生である。受験受験とハッパをかけたり小言を言ったりしたほうがよいのかもしれないのだが正直なところ毎日が慌ただしい家庭なのでお構いなしである。週末の予定をアナウンスすると時たま「忘れてるかもしれんけどボク受験生やけん」と言われる始末。「そりゃごめん。移動中とか空いた時間に勉強してくれ。あ、ついでにご飯四合炊いといてー」と誰もそんなの配慮しない家庭環境である。 上の娘の受験時も同じだったが我が家は定期テストの前でも模試の前でも夏期講習の途中でも演奏会や

言い訳のような決意のような

長い間このブログを休んでいた。忙しかったとか、週末の度に演奏会があったとか子どもの行事があったとか、まあ色々と理由をつけることができるのだけれど1番の理由は「書きたいことを書く」のが難しいなあと感じたからだった。 週に一度のブログなので以前は七日間に起きた何かについてあれこれを書いていたのだけれど、その時のことをすぐに書かないでもう少し寝かしてからにしよう、と思うようになった頃から内容や言葉を選ぶのが億劫になってきた。話をするのもそうなのだが「これを書いても大丈夫かな」「こ